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zoom RSS 第7巻 第7章 The Will of Albus Dumbledore 

<<   作成日時 : 2007/09/07 17:03   >>

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                  【ネタバレ注意です】




第7巻 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 これまでの目次




第7章のあらすじ

再びリアルな夢にうなされてしまうハリー。ロンに起こされるが、17歳の誕生日を迎え、これからは遠慮せずにホグワーツ学校の外でも魔法が使えると思うと、嬉しくてたまらない。ウィーズリーおばさんが中心になり、成人したハリーのための誕生パーティが始まろうとしていた。ハグリッドにルーピン、トンクスも集まってくれ、ハリーは心のこもったプレゼントを受け取った。大きなバースデイ・ケーキを前に、さあパーティをはじめようというときになって、突然、押しかけるように魔法大臣が「隠れ穴」へとやってくる。
スクリムジョール魔法省大臣は、ダンブルドアの遺書を携えていた。驚いたことに、ハリー、ロン、そしてハーマイオニーの3人だけに、遺品がのこされているというのだ。ヴォルデモートとの決戦を前にした彼ら3人に、ダンブルドアが与えた3つの品とは..........?




第7章のはじまり

第7章は、こんな英文ではじまります。

He was walking along a mountain road in the cool blue light of dawn.


こんな風に訳してみました。
ひんやりした夜明けの青い光の中を、彼は山道に沿って歩いていた。

1) dawn ... 夜明け

これは、ハリーが夢で見た光景です。ヴォルデモートの思考が、額の傷跡の痛みとともに見えてくるようになって、もうかなりの年月がたっています。うなされていたハリーは、ロンに起こされます。
「寝ながら、ブツブツ言ってたぞ」
「ボクが?」
「ああ。グレゴロビッチって。何度もグレゴロビッチって言ってた。誰?」
でも、ハリーには心当たりがありません。
「........たぶん、ヴォルデモートが探してる人物なんだと思う。ヴォルデモートは外国にいるんじゃないかな」
グレゴロビッチ....。その名前を以前どこかで聞いたような、不思議な感覚におそわれるハリーなのでした。




第7章がわかる英文チェック

次の5つの英文を読めば、この章がなんとなくわかるかも?

Explains everything you need to know about girls. If only I'd had this last year I'd have known exactly how to get rid of Lavender and I would've known how to get going with.....


こんな風に訳してみました。
「女の子について知っときたい情報がいろいろ載ってる。去年コイツが手に入っていればなぁ。どうやってラーベンダーと別れりゃよかったか、どうすれば付き合えるようになっ.....」

1) if only ... たとえ〜だけでも、〜したらよかったのだが
2) get rid of ... 捨てる、排除する、取り除く

これは、ロンのセリフです。途中で言葉に詰まっているのは、「ハーマイオニーと付き合うには」と言いそうになってやめたんじゃなかろうかと、(個人的には)そう思ってます。
ラーベンダーは、以前お付き合いしていた女の子。毎日ベタベタしていたくせに、こんな言われようはちょっと可哀想です。
ロンがハリーにあげたもの、それは男の子版「恋のハウツー本」のようです。ロン自身、この本にはかなりお世話になっているようで、だからこそ、前章でマッド・アイの死を悼み涙ぐむハーマイオニーの肩を抱いたり、汚れていたハンカチに魔法をかけ、さっと彼女に手渡したりなんてことがスマートにできたんですね! ロンがこの本を読むきっかけになったのは、兄のフレッドとジョージです。彼らもこのハウツー本を愛読しているんでしょうか。
 「(女の子に関しては)杖の威力だけじゃだめなんだ。これって驚きだよな」
というロンのセリフが笑えます。

魔法界では、17歳の誕生日は成人になったことを意味します。伝統的なプレゼントとして、腕時計が贈られるようです。ハリーは、ウィーズリーおばさんから中古の腕時計(おばさんの兄?弟?が所有していた)をもらいます。新品でないことに居心地悪そうなウィーズリーおばさんを、ぎゅっと抱きしめるハリーの優しさが、とっても素敵な場面です。

みんなからもらったプレゼントを抱え、階段をあがっていくと、ジニーが現れます。
「ハリー、私の部屋にちょっと来て」
どぎまぎしながらも、ハリーは初めてジニーの部屋に......。



She was not tearful; that was one of the many wonderful things about Ginny, she was rarely weepy.


こんな風に訳してみました。
彼女の目に涙はなかった。ジニーは、めったにメソメソしない。それは、彼女がもっている数ある素晴らしさのうちのひとつでもあった。

1) tearful ... 涙ぐんだ
2) rarely ... めったに〜しない
3) weepy ... 涙もろい

狭いけれど、居心地のよい明るい彼女の部屋で、どことなくぎこちない態度のハリーに対し、ジニーは決心したように落ち着いて話をはじめます。

「誕生日に何をあげればいいか、思いつかなくて。どんなプレゼントが役に立つかわからなかったし、かさばるような物でもいけないから。それで、思ったの。私のことを思い出してくれるようなプレゼントにしようって。あなたが目的のために出発して、ヴィーラに出会うかもしれないでしょ」

veela (ヴィーラ)とは、人間の想像を超えた美しさと、とんでもない魅力をもった女性形の生物のこと。ブルガリアのクウィディッチチームのマスコットとして、男性陣を骨抜きにしています。ビルと婚約している美女フラー・デラクールは、この魅惑的なヴィーラの血を引く女性です。

「はっきり言って、誰かとつきあうなんて機会はほとんどないよ」

そう言うハリーの言葉に、ジニーはささやきます。

"There's the silver lining I've been looking for."
(私がずっと探し求めていた希望の光ね....)


そして、まるで初めてそうするかのようにハリーにキスするのです。切ないねぇ...。
とってもいい雰囲気だったのに、ロンが部屋のドアをあけてオジャンになります。
「何やってるんだよ。きみは、妹を弄んでるのかい( messing her around )? きみが別れを切り出して、ジニーはボロボロだった( She was really cut up )んだぞ」
もう2度と彼女には近づかない、そうロンに約束するハリーなのでした。



"Out of the way, out of the way!" sang Mrs, Weasley, coming through the gate with what appeared to be a giant, beach-ball-sized Snitch floating in front of her.


こんな風に訳してみました。
「どいて♪ どいてぇ♪」 歌いながら入ってきたウィーズリーおばさんの目の前には、大きなビーチボールサイズのスニッチがぷかぷか浮かんでいた。

1) float ... 浮かぶ

このスニッチ、なんと誕生日ケーキなのでありますよ。すごいっ。
「最高!」 というハリーの言葉に、とても嬉しそうなウィーズリーおばさん。
ロンが「でかした( Good one )」と口パクでほめています。

ハグリッドは、持ち主しか中身を取り出せない巾着袋をハリーにプレゼントします。
とても珍しい品物なのだそうです。
わきあいあいとした雰囲気の中、突然テーブルの上に現れたのは「イタチ」のパトローナス。ウィーズリーおじさんの守護霊です。おじさんの守護霊は「魔法省大臣がくる。私と一緒だ」という言葉をみなに告げてかき消えます。魔法省大臣が、ハリーの誕生日に.....!? いったい何を?



"I am here, as I'm sure you know, because of Albus Dumbledore's will."


こんな風に訳してみました。
「ここに来たのはですな、ご承知のとおりかと思うが、アルバス・ダンブルドアの遺言のためで」

1) will ... 遺言

遺言だって? ハリー、ロン、そしてハーマイオニーにだけ?
「ダンブルドアが亡くなって、もうかなりの時間がたってますよ。なぜ今頃?」
ハリーの質問に、ハーマイオニーは、魔法省大臣スクリムジョールより早く答えます。
「遺言の内容を調査する期間が、31日で満了になってしまうからよ。魔法省は、闇の魔術に関する品物のやりとりを阻止するため、この権限を利用してきたわ。でも、変よね。魔法省は、ダンブルドアが私たちに闇の魔術に関するものを遺すとでも思っていたのかしら?」
厳しい空気のなか、遺言は読みあげられます。それぞれが受け取ったものとは.....

ロナルド・ビリウス・ウィーズリー = Deluminator
これは、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」の冒頭でダンブルドアが使っていたライターのような装置です。スイッチひとつで、灯りを吸収したり、吐き出して点灯したりします。本当は、この装置、別の仕掛けも隠されているスグレモノなんです。その仕掛けの秘密とは、後ほどの章でゆっくり....。

ハーマイオニー・ジーン・グレンジャー = Beedle the Bard というタイトルの本
これは、マグル世界の「シンデレラ」に匹敵するほど有名な童話なんだとか。マグルに育てられたハリーとハーマイオニーがこの童話を知らないと知って、ロンはびっくりします。ダンブルドアが、他の誰でもないハーマイオニーにその本を贈ったのには、ちゃんと訳があったんです。

ハリー・ジェームス・ポッター = スニッチ
ホグワーツ学校1年目のクウィディッチの試合でハリーがゲットした、あのスニッチです。
「スニッチは、小さなものを隠すには最高の場所だ。理由はわかっているだろう」
大臣の質問の意図が読めないハリーに代わり、ハーマイオニーが答えます。
「スニッチは、魂の記憶を内部に秘めるモノだから」
最初に触れた人の手を、スニッチは覚えていて、それが記憶を引き出すカギになるのだとか。でも、ハリーがそのスニッチに触れても、何も起こりませんでした。大臣が帰ってから、ハリーは、ロンとハーマイオニーの前で、そのスニッチを口に含みます。なぜなら、ハリーは1年生のとき、そのスニッチを口でつかまえてゲームに勝利したからです。
スニッチにぼんやりと浮かび上がった文字は.................



I open at the close.


こんな風に訳してみました。
終わりに、開ける

1) close ... 終結

ダンブルドアの筆跡で書かれたこの言葉、とっても謎めいています。ハリーも、ロンも、ハーマイオニーも、いったい何をさしているのか訳がわかりません。
ダンブルドアの遺書には、グリフィンドールの剣もハリーに....と記されてありましたが、魔法省大臣は、「あの剣は、ダンブルドアの自由になるものではない。とても重要な歴史的宝であるからして....」と、遺書に従うことを拒みます。憤慨するハーマイオニーですが、どうしようもありません。
なぜ、ダンブルドアはハリーにグリフィンドールの剣を遺したかったのか。
なぜ、生前に何も話してくれなかったのか。
なぜ、生きている間に剣を渡してくれなかったのか。
ますます謎は深まるばかりです。



第7章のおわり


第7章は、こんな風に締めくくられています。

「どっちでもいいわ。もう寝なきゃ」 ハーマイオニーがささやいた。「明日は寝坊するわけにいかないもの」
「そうだな」 ロンが同意した。「花嫁の母親が残忍な3件の殺人事件を犯しちまったら、ちょっとばっかり興ざめだもんな。ボクが明かりを消すよ」
そして、ハーマイオニーが部屋から出ていくと、デルミネイター( Deluminator )のスイッチを押した。
 

これで第7章は、終わりです。
いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪
日本語訳など、カン違いがありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。




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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ローリングさんはホントにThe Tales of Beedle the Bardを書いたみたいですよ.しかも手書き!豪華な装丁で7冊だけ(表紙を手作りしてるところがニュースにでてました).そのうちの1冊は12月にオークションにかけて,ローリングさんのチャリティーの財団,The Children's voiceに寄付され,残りの6冊もどこかに寄贈されるみたい.しかもこの話,もう出版されないことになっているんですって.
veddelev
2007/11/03 02:44
veddelevさん、ニュースになってましたね! なんでまた手書きで、しかもそんなに希少価値をもたせる冊数なんでしょうか??? 出版したら売れるでしょうに、なんて思った私は、金の亡者???
Emi
2007/11/03 23:07

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