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zoom RSS 第7巻 第12章 Magic is Might

<<   作成日時 : 2007/09/20 14:50   >>

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Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US) Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)
J.K.Rowling (2007/07/21)
Arthur a Levine

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                  【ネタバレ注意です】




第7巻 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 これまでの目次




第12章のあらすじ

グリモールド・プレイス12番地に隠れるようになって、早いもので4週間以上が経過していた。 ハリーとロン、ハーマイオニーは、アンブリッジが保有しているとわかったホークラックスのロケットを取り戻すため、魔法省に侵入する計画をたてる。交代で透明マントをかぶり、魔法省の役人たちの動向を探り、情報を得ていたのだ。すっかり態度が変わったクリーチャーのお陰で、ウソのように住みやすくなったグリモールド・プレイスを、3人は抜け出し、魔法省へと向かう。ポリジュース・ポーションを使って、見事潜入に成功するものの、見知らぬ役員たちから話しかけられたり、用事を言いつけられたり。なんとかアンブリッジを探し出そうと動きはじめたそのとき、目の前に現れたのは......。




第12章のはじまり

第12章は、こんな英文ではじまります。

As August wore on, the square of unkempt grass in the middle of Grimmauld Place shriveled in the sun until it was brittle and brown.


こんな風に訳してみました。
8月が過ぎていくにつれ、グリモールド・プレイスの中心にある荒れた芝生は、枯れて茶色になってしまうまで、陽射しを浴び続けてしなびてしまっていた。

1) wear on ... (時が)たつ
2) unkempt ... ぼさぼさの、手入れされていない
3) shrivel ... しなびる
4) brittle ... もろい、こわれやすい

相変わらず、グリモールド・プレイス12番地の前には、マグルらしからぬ奇妙な外套を着込んだデスイーターたちがうろついていました。ハリーは、彼らの監視の目を避けながら、透明マントを使ってちょこちょこ外出しているようです。
危ないのにね。いったい、何をしているんでしょうか???
グリモールド・プレイスの芝生は枯れてしまっても、キッチンの様子はすっかり様変わりしていました。どこもかしこも磨きあげられ、ゴブレットや皿が夕食の準備とともに用意されています。ハリーが透明マントを脱いでキッチンに入ってくると、クリーチャーが駆け寄り、
「よろしければ、お履き物をこちらに、ハリー様。夕食の前に手を洗われては?」
すごい変わりようです。




第12章がわかる英文チェック

次の4つの英文を読めば、この章がなんとなくわかるかも?


The quality of Kreacher's cooking had improved dramatically ever since he had been given Regulus's locket: Today's French onion was as good as Harry had ever tasted.


こんな風に訳してみました。
レギュラスのロケットを与えられてからというもの、クリーチャーのつくる料理の質は劇的に改善された。今日のフレンチオニオンは、ハリーがこれまで食べた中でもとびきりの味だった。

1) quality ... 質

私も食べたいッ。フレンチオニオンって、スープですよね。
ハリーが仕入れてきた新聞を読んで、跳びあがるハーマイオニー。新聞には、スネイプがホグワーツの校長に任命されたという記事が載っていたのです。
"Merlin's Pants!"
なんて叫ぶハーマイオニーですが、これはたぶん "Merlin's beard."と言うべきところを間違えてしまったのではないかな?? "Merlin's beard."というのは、魔法界の口語的な表現だそうで、「なんてこった!」という意味になるのだそう。マグル生まれのハーマイオニー、カン違いして「ひげ」を「パンツ」で覚えてしまったのかも。
ハーマイオニーの「なんてこった」を聞いたロンは、
「マーリンのパンツだって? 彼女ったらどうかしてるよ」
と可笑しそうに言っています。

ハーマイオニーが何に慌て、何をしていたのかというと、今やスネイプが居座っているであろうホグワーツの校長室とグリモールド・プレイスをつなぐ Phineas Nigellus の肖像画を取り外し、自分のバッグにしまいこんでいたのです。その肖像画は、ホグワーツ校長室とグリモールド・プレイスにありました。スネイプが偵察しろと肖像画の主に命じても、
「これで、私のバッグの底しか見えないのよ」
しめしめという表情のハーマイオニー。ハリーとロンが彼女の機転に感心したのは、言うまでもありませんね!
彼ら3人が1ヶ月にもわたって、透明マントをかぶって何をしていたかというと.....。



They had tailed Ministry workers on their way in, eavesdropped on their conversations, and learned by careful observation which of them could be relied upon to appear, alone, at the same time every day.


こんな風に訳してみました。
ハリーたちは、魔法省に入っていく役人たちを尾行し、彼らの話を盗み聞きしていた。役人の誰が毎日決まった時間に、しかも1人で通勤してくるのかもチェックしていたのだ。

1) tail ... 尾行する
2) eavesdrop ... 盗み聞きする
3) observation ...観察

すべては、アンブリッジがもっているロケットを取り戻すため。準備は少しずつ、でも着実にすすめられていました。ハリーは、またしてもヴォルデモートのイメージ(?)を見ます。外国人の杖職人グレゴロヴィッチの住まいを探しあてたヴォルデモートが、そこに住んでいた住人を呪文で殺してしまう....というイメージです。
ヴォルデモートは、なんとしても杖の秘密を知りたいみたい。
「ぐずぐずしても同じことだ。明日、魔法省に侵入しよう」
ハリーの言葉に最初はためらっていたロンとハーマイオニーでしたが、ハーマイオニーは再び荷造りをはじめます。バッグの中にいれたのは、
・ローブ
・ポリジュース・ポーション
・透明マント
・オトリ爆弾
・ゲーゲー・トローチ
・鼻血ヌルヌル・ヌガー
・びよ〜んと伸びる耳(盗み聞き用)

フレッドとジョージの発明品が大活躍です。
いったい、3人はどんな作戦をたてているのでしょう...........!?

グリモールド・プレイス12番地を抜け出し、魔法省の役人たちを待ち伏せする3人は、次々にやってくる役人たちをつかまえ、ポリジュース・ポーションを使って変身していきます。
鼻血ヌルヌル・ヌガーや、ゲーゲー・トローチが大活躍! (変身している)ハーマイオニーに無理やり食べさせられちゃった本物さん、かわいそう。いったい誰に変身したかといいますと、
ハーマイオニー → マファルダ・ホプカーク
ロン → レグ・ケイターモール
ハリー → アルバート


変身し終わった彼らは、他の役員たちにまぎれて、マグルの公衆トイレに向かいます。ハーマイオニーは、もちろん女子トイレへ。どうすれば魔法省に入れるのかわからないまま、隣の個室に入っている魔法使いの仕草を見よう見まねで、ハリーとロンは便器によじのぼり(!)、恐る恐る水を流してみました。あっという間に、魔法省に到着です!

ところが、現れたヤクスリー(デスイーター)に、変装したロンがつかまってしまいます。役員のレグだと思っているヤクスリーは、「俺のオフィスが水浸しだ。修理してくれ」と頼みます。急いでちゃんと修理しないと、マグル生まれの妻がどうなってもしらないぞと脅迫までするのです。その言葉を聞いたロンは、ヤクスリーが去ってしまっても、どうも落ち着けません。ヤクスリーのオフィスに行って、雨漏りを修理してくると言います。
「一緒に行くよ。3人は一緒にいるべきだ」 と主張するハリーに.....。



"That's mental, we haven't got much time. You two find Umbridge, I'll go and sort out Yaxley's office....but how do I stop it raining?"


こんな風に訳してみました。
「そんなのバカげてるよ、時間がないんだから。きみ達は、アンブリッジを探してくれ。ボクはヤクスリーのオフィスに行って、なんとかしてみるよ。....だけど、一体どうすりゃ雨漏りが止められるんだ?」」

1) mental ... 知力の、頭がおかしい
2) sort out ... 解決する

ハーマイオニーが、「あの魔法を試してみればいい。ダメなら、この魔法を....」と次から次に教えてくれますが、ロンはなかなか覚えられません。ハーマイオニーが、一体どんな呪文をロンに教えたのかは、「第12章 呪文集」を参考になさってくださいね。
ヤクスリーのオフィスの雨漏りを治すため、一足先にロンはエレベーターから降りました。他の役人たちのの後ろを歩いてくロンの後ろ姿を見ながら、ハーマイオニーは、ぽつりと.........。



"Actualy, Harry, I think I'd better go after him, I don't think he knows what he's doing and if he gets caught the whole thing..... "


こんな風に訳してみました。
「ホント言うとね、ハリー。私、ロンについていった方がいいと思うわ。何をやるべきかわかってるようには思えないし、もしロンが捕まってしまったら、すべてが....」

1) had better ... 〜した方がいい(さもないと...)

一理あります。ハーマイオニーの助けなくして、ロンは雨漏りをなんとかすることができるんでしょうか。ロンが捕まれば、これまでの計画が水の泡になってしまいます。計画がうまくいかなくなるだけでなく、命まで危うくなるのです。
そのとき、エレベーターのドアが開きました。なんと、そこには.....!!



第12章のおわり


第12章は、こんな風に締めくくられています。

金色の格子が左右にすーっと開いた。ハーマイオニーは息を呑んだ。ハリーとハーマイオニーの前に、立っていた4人。そのうちの2人は、熱心に話しこんでいた。黒と金色の見事なローブを着た長髪の魔法使いと、短い髪にビロードの蝶型リボンをつけ、クリップボードをしっかりと胸に抱えた、ぺちゃんこにつぶれたヒキガエルのような魔女だった。
 

これで第12章は、終わりです。
いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪
日本語訳など、カン違いがありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。

最後に、この章のタイトル Magic is Might についての由来ですが、沖石さんのこの記事が参考になりますよ♪




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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。こちらのブログに出会ってから、毎日お邪魔してます。だって、英語読めない(T^T)。英文が読めるなんて、素晴らしいです。世界が広がりますね。o(^-^)o翻訳頑張って下さいね。アップしてくれてありがとうございます。楽しみしてます。
デコッパチ
2007/09/21 01:04
デコッパチさん、コメントありがとうございます! 読んでくださる方がいらっしゃると、とても励みになります。でも「ここは怪しくない?」と思った点がありましたら、どうぞ遠慮なく教えてください! 私もまだまだ勉強中です。
記事を書くのは、結構な時間がかかりますが、それでもやめられないのは、こうしていただくコメントのお陰だと思っています。また元気が出てきました! 頑張って書いていきますね^^
Emi
2007/09/21 13:01
この章では、JKRさんにちょっと文句をいってしまいましょう。ところどころ荒っぽいなと思われる展開があるわけですが、この章のはちょっとあまりに強引というか・・・。Cattermoleさんになりすますため、アメを食べさせ追い払うシーンです。いくらなんでも、I insist!っていって、無理やりアメを食べさせ、舌に触ったとたんに猛烈に吐き始めたら誰だって何を食べさせられたんだって疑うんでは?もう激しく笑ってしまいました。このあたりもう少しこまめに仕上げて欲しかったですね。それとも、これは、ギャグのつもりだったんでしょうか?
ぶくぶくカエル
2007/11/05 14:09
ぶくぶくカエルさん、確かにおっしゃるとおりだと思いました(^^) ちょっとこの章は、飛んでいますね。ギャグだったのかもしれませんし、魔法省の人間が意外に愚かであることを伝えているのかもしれません。結局、魔法省に勤めるエリート集団の彼らは、いつまでも「ヴォルデモートが復活した」というハリーとダンブルドアの言葉を信じなかった人々なのですからね〜〜。
Emi
2007/11/07 09:45
お久しぶりです♪

前から思ってたんですけど、ヴォルデモートがグレゴロヴィッチのことを聞いた外国人女性ってドイツ語話してますよね。
Er wohnt hier nicht mehr!とか(彼はもうここには住んでない)。まぁ同じことを英語でもう一度言ってるんですけど。
別の言語で書かれていたことって日本語訳の時にどうなるんでしょ?それとも2回も書かないのかな?
私は英語版で読んだのは7巻だけなので分からないのですが、今までも別の言語ってあったんですか?
(ひょっとしてフラーはフランス語だったのかな?)
hanaikada*
2008/05/27 22:59
hanaikada*さん、こんにちは!
あれ、ドイツ語だったんですか。いやはや、気づきませんで(....っていうか、ドイツ語知らないし^^;) 日本語訳を細かくチェックしていないので、ここのところはどうなんでしょう? どなたか、情報を!!!
Emi
2008/05/29 08:27

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