この本の最初に紹介されているお話の原題は、The Wizard and The Hopping Pot です。前回のごとく独断で勝手に邦題をつけちゃってますが、お許しください。ハリポタファンとして、英語好きとして、こうして訳してみるのも小さな楽しみのひとつなんです(と、言い訳はここまでにして)。 最初のお話は、こんな感じでした。 主な登場人物は、自己チュー魔法使いの若者と、魔法薬を調合するのに欠かせない深鍋。 わがまま魔法使いの父親は反対にとても心優しく、病気やトラブルで困っているマグル達のために、親身になって魔術を使ってくれるような人だったのですが、その息子ときたらもう、マグルの困り事など「そんなの関係ねぇ」と知らん顔。亡くなった父親が遺した深鍋が、そんな彼にとんでもないおしおきを...。 今日は、12ページから掲載されているダンブルドアの解説についての感想を書きたいと思います。 まず、魔法で対処することも出来ずに困っているマグルを、ぜひ魔法で助けてあげましょうよという実に好意的な内容だったお話が、次第にアンチマグル派の魔法使い達の要請によって、無能(?)なマグルをこらしめるストーリーに作り変えられてしまった事実が語られています。ビードルは、この傾向に反発を覚えていたようです。彼のお話の中では、鍋はいじわるな魔法使いをこらしめる役を担っていますが、「マグル退治版」のお話になると、鍋がマグルを飲み込んでしまったり、隠れずに堂々と魔法のレッスンができるよう、マグルたちに魔法使いの安全確保を約束させるなどの活躍を見せています。ふんっ。 マルフォイ家ときたら、ドラコやルシウスに限らず、昔っからマグルに対して意地悪だったらしく、ダンブルドアはその証拠にブルータス・マルフォイが書いたという文を紹介しています。ちょっと訳してみました。 これは明らかなる事実であるが、無能なマグルに好意的な態度を示す魔法使いどもは、自身が哀れな役立たずなのである。この連中は、マグルが相手でなければ、自分の中に価値を見出せない。 はいはい、はいってか。 ローリングさんは、ハリポタの中に本当に上手に悪役を並べているなと思います。みんなが善人だったら、おもしろくない。みんなが善人なら、こんなにシアワセなことはないけれど、葛藤と戦いながら成長することもないんだものね。マルフォイ一族がいることで、ダンブルドアにとってもマグルとの関係を見つめる機会がうんとあったのかもしれない。必要悪って存在なのでしょうか(もともと必要悪って考え方は、あまり好きではないのだけど...)。 おっと、そうそう。また新しい発見がありましたよ! 首なしニックについてのトリビアです★ グリフィンドール寮のゴーストでもある彼は、なんと杖を奪われた状態で投獄されていたのだそうです。本来ならば、魔法でなんとか回避できるはずの災難であったものの、杖なしでは魔法を使うことが出来ず、そのまま処刑されてしまったのだとか! 杖って、そんなに大事だったんですね。金棒がなくても鬼は暴れられるけれど、杖がないと魔法使いは無力に近いのでしょうか? う〜〜ん。 最後に、18ページに登場した表現をご紹介したいと思います。 ・mash into pulp ... こてんぱんにやっつける 英語をがんばって勉強して、旅行先とかで出会ったイジワルなネイティブをこてんぱんにやっつけられるようになれたら。。。いいかな? |
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