「ハリー・ポッター」で English Time

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zoom RSS 第6巻 第3章 Will and Won't

<<   作成日時 : 2008/02/06 18:11   >>

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Harry Potter and the Half-Blood Prince (UK) (Paper) (6)Harry Potter and the Half-Blood Prince (UK) (Paper) (6)
(2006/07/01)
J.K. Rowling

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          第7巻までのネタばれ注意です】







第6巻 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 これまでの目次




第3章のあらすじ

ダーズリー家の2階。荷造り途中の散らかり放題の部屋の中、ぐっすりと眠りこけているハリーの姿があった。その手に握られているのは、ダンブルドアからの手紙だったのだが.....。






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第3章のはじまり

第3章は、こんな英文ではじまります。



Harry Potter was snoring loudly.


こんな風に訳してみました。
ハリー・ポッターは高いびきをかいていた。


1) snore ... いびきをかく

高いびき.........。前章のスネイプがかもしだしていた緊迫感が、まるでウソのような情景です。ハリーは、百年の恋も冷めそうなすんごい格好で眠りこけている様子。
・冷たい窓ガラスに顔半分を押しつけ
・メガネはゆがみ
・口は半開き
こんな姿、ジニーが見たらどうなんでしょう(愛に変わりはないかしら?)。
雑然としている部屋には、フクロウの羽やらお菓子の包み紙やら呪文集などが散らばっていて、めちゃくちゃです。ここのhiggledy-piggledy (ごちゃごちゃな)という単語は舌をかみそうですが、おもしろい。
おっと、ハリーの机の上に新聞がのっていますよ。ハリー・ポッターは選ばれし者なのか?なんて見出しで、次の情報が記事になっています。
・魔法省の「予言の部屋」で大騒動があった(部屋の存在は非公開だった)
・誰かが予言が盗もうとしていた
・ハリー・ポッターだけが例のあの人を倒せるという予言を信じる者がいる
・スクリムジュール(闇払いの長)が魔法省大臣ファッジの後任となった
・新しい防犯対策が敷かれている
ヴォルデモートにやられないための対策? いったいどんな対策なんだろ......。




第3章の英文チェック

ハリポタを洋書で読んで、英語を勉強しちゃいましょう。
まず、英国版45ページのこの英文。


A large trunk stood in the very middle of the room.


こんな風に訳してみました。
大きなトランクが、部屋の真ん中にどっかと置いてあった。


1) in the very middle of ... 真ん中に

なんとかの真ん中という表現には、この middle が大活躍です。たとえば、
・middle of the week ... 週の真ん中
・middle of the day ... 真昼間
・middle of the winter ... 真冬
・a middle of opinion ... 中間的な意見(リーダーズ)
・in one's middle thirties ... 30代半ばで(リーダーズ)
・She was in the middle of washing up.
 ... 彼女は食事の後片付けの真っ最中だった(ジーニアス)

などのように使えます。どこで習ったのか記憶にないんですが、私は
・They were in the middle of an argument.
 ... 彼らはケンカの真っ最中だった

という例文をし〜〜〜〜っかり覚えていたりして。
生活になじみがある例文って、頭に入りやすいっていいますけど。
この第3章にも、とっても大事な.........というか、おもしろい情報がつまっています。
たとえば、ヴォルデモートが復活したことを認めた魔法省が(魔法族の)一般家庭に配布したという安全対策の項目のくだり。
1) 1人で外出するべからず
2) 旅行は日暮れ前に
3) 各家庭において防犯対策を施すべし
4) 友人や家族の間で、合言葉を用意すべし
5) 行動おかしな者見たら、魔法省に連絡すべし
6) 闇の印を見たら、近寄るべからず
7) 闇の魔術に関する生き物を見たら、魔法省に連絡すべし

この原則がどれだけ役にたつのか、私のようなマグルにも疑わしいわ。
私の憤慨をよそに、まだグ〜グ〜眠りこけているハリーの手には、なんと1通の手紙が握られていました。おやまあ、ダンブルドアからの手紙です! なんて書いてあるのか気になりますね。Dear Harry から始まる英文は、とても読みやすい内容になっています。ぜひぜひ挑戦してみましょう。ダンブルドアの手紙の中から、日常英会話に使えそうな表現をいくつかピックアップしてみます。
・If it is convenient to you
これは、「もし、あなたに都合がよければ」と意味の表現です。誰かを誘うとき、お願いしたいとき、この表現を頭に使うと丁寧な感じがしていいですね♪ ダンブルドアの手紙には、If you are agreeable (もし同意してくれるなら)なんて表現もあります。感じがいいですね。
・I shall explain this more fully when I see you.
これは、「あなたに会った時、詳しく説明します」という意味です。shall はイギリス英語でよく使われるそうですが、ちょっと古い響きがすると耳にしたことがあります。will を代わりに使うと、私たちにもなじみの表現になりそうです。
・Hoping to see you this Friday.
こういう表現が、さっと出てきたらかっこいいですよね〜〜〜〜。ところで、this Friday の前に、前置詞の on はいらないの?と思った方はいませんか。これは、副詞的な意味で用いられる「時」をあらわす語に this や that, every, next, some などがつくと、前置詞はつけないことが多いからなんだそうですよ。つけないことが多いっていうんなら、つけても間違いじゃないのかしらって思っちゃいますが。
ダーズリー家に滞在しているハリーにダンブルドアが手紙を書くなんて、それだけでも読者は驚いちゃいますが、なんと彼が自らハリーを迎えに参上するというのですから、これまたビックリな展開です。ハリーも夢のような話を信じていなかったようで、ダンブルドアがダーズリー家にやってきてから、ばたばたと起き出す始末です。取りかかってはやめ、取りかかってはやめの荷造りも、結局できあがってないんですから呆れたもの。慌てて駆け降りていった階下では、ダーズリー家の3人とダンブルドアが、これまでのストーリー展開では予想もしていなかった奇妙な「ご対面」を実現中..........。
この愉快なシーン、映画化されたらいいななんて思います♪
続いての英文は、英国版50ページに出てくるハリーのセリフ。


"Sir, what happened to your....?"


こんな風に訳してみました。
「先生、いったいどうしたんで....?」

1) happen ... 起こる

和訳は何ともいい加減に尻切れてますが、これはダンブルドアの変質した手を見て口にした言葉になっています。どうしたんですか?と相手に尋ねる表現は、ほかにも
・What's the matter?
・What's wrong?
・What's up?

のようにいろいろあります。
ソファに腰をおろし、ロズメルタのハチミツ酒(mead)なんかひっかけちゃってるダンブルドアでしたが、名付け親であるシリウスが遺した家や召使いの扱いについて、ハリーに質問をはじめます。ドビーやクリーチャーなどといった屋敷しもべ妖精が、私たちの想像以上に強いパワーで魔法族の家に縛りつけられいるんだなということがわかる、実に興味深い説明が続きます。
続いての英文は、英国版55ページにでてくるダンブルドアのセリフ。


"Hagrid will be delighted."


こんな風に訳してみました。

「ハグリッドは喜ぶじゃろう」


1) be delighted ... 喜ぶ

喜ぶときたら、happy とか glad とか、そればっかし使ってませんか?(私、私...)
新しい、しかも丁寧な言いまわしをどんどん引き出しに入れていきたいものです。私の大好きな女優ケイト・ウィンスレットが登場した映画「ホリデイ」には
・I'd love to.
(喜んで)

な〜〜〜〜んて素敵なセリフもありました。
イギリス出身の知人は、よく
・Lovely.
(いいわね)

という表現を口にします。
嬉しさをあらわす表現をちょっとあげてみますね。
・That would be wonderful.
・I'm very pleased.
・I don't know how to say!
・I'm do glad.
・I'm overjoyed.

ダーズリー家を出発する前に、ダンブルドアはバーノンおじさんやペチュニアおばさんに対し、17歳で成人となるハリーに関する大切な話をはじめます。その会話の中で、ホグワーツ魔法学校に入学する前の(入学してからもだけど)ハリーに対する冷たい仕打ちに対し、2人を穏やかに叱責する場面があるのですが、これが小気味いいったらありゃしない! 戸惑いながらも、ハリーもきっと嬉しかったでしょうね。
話が終わると、ダンブルドアはこう言います。
Time for us to be off.
(行こうかの)

これは、完全な英文にするとすれば、
・It's about time for us to be off.
になろうかと思います。とっても便利な表現なので、よく使います。たとえば
・It's about time to leave.
(もう失礼しなければ)
・It's high time you went to bed.
(もう寝る時間でしょ!)

などなど..........。子育て中の母親には、そりゃあ使いまわしがきくんですもの。



第3章のおわり


第3章は、こんな風に締めくくられています。

「では、ハリー。夜の世界へと繰り出そうかの。気まぐれで誘惑に満ちた冒険の旅じゃ」

 

この第3章のタイトルのおもしろさが、この章を読んでいてわかりました。
Will and Won't
最初は、ただの助動詞 will と、それを否定形にしただけだと思っていましたが、天下をとったローリングさんが、そ〜〜〜〜〜〜んな単純なタイトルをつけるわけもなく!
will には、「意思」「遺書」という名詞の意味があります。
won't は、間違いなくこの章でクリーチャーが何度も口にした言葉をあらわしているのでしょう。
みなさんなら、この章のタイトルをどう命名されますか???
私なら...........う〜ん。
遺書と「イヤ」
な〜んじゃ、こりゃ..........................。



これで第3章は、おしまいです。

いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪
ぜひ一緒に原書を読んでみませんか?
私自身の勉強のために、頭を悩ませながら英文解釈しておりますが、とんでもないカン違いなどありましたら、どうぞ遠慮なく教えてください! 
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。



【おことわり】
このブログの日本語訳は、英文読解を目的とした学習メモとしてご紹介しており、誤った解釈をしている場合もあります。その都度訂正してまいりますが、正しい和訳につきましては、松岡祐子先生翻訳の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でご確認くださいますよう、お願いいたします。




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内 容 ニックネーム/日時
Emiさん,初めまして♪
3月に7巻を初めて本屋で発見して(いつも売り切れで…)親に頼みこんで買ってもらいました(笑)
今年大学2回生で春休みは暇なので,何とか辞書を片手に読み終えることができました。
その最中にEmiさんのブログを発見して,各章を読み終えるごとに拝見させていただいていました(m_ _m)
とても助かりました!小学生の妹にはEmiさんの記事を読み聞かせしていました★

ところで7巻を読んで分かったのですが,今まで勘違いしていたことがありました。この6巻第3章に、ダンブルドアがペチュニア叔母さんに「お手紙をやり取りいたしましたのう」と言ったことに対して、ハリーは5巻(?)の吠えメールのことを思い出したが、叔母さんは反論しなかったというエピソードがあります。
その時は私も納得していたのですが、このセリフって今思うとペチュニアが子供の頃にダンブルドアに出した手紙のことだったんですね!!
すでにEmiさんはお気付きかも知れませんが;;
ハリポタは思い込みで読んでいると、まんまとローリングさんの思惑にはまってしまいます…(^-^;)笑
hanaikada
2008/04/13 12:31
hanaikadaさん、はじめまして! コメント、ありがとうございます♪ 小学生の妹さんに読み聞かせしてくださっているのですね〜〜〜。私の娘も息子も小学生...。いつか読み聞かせてみようかしらん。

私もまったく同じカン違いをしていたんですよ! これ、最初からばっちりわかった方はすごくカンがいいですよね。私も何度もローリングさんの技にかけられてばかりです(^^;) でも、それも楽しかったりして。
Emi
2008/04/13 23:54

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