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zoom RSS 第1巻 第5章 Diagon Alley

<<   作成日時 : 2008/02/04 18:48   >>

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Harry Potter and the Philosopher's Stone (Harry Potter) Harry Potter and the Philosopher's Stone (Harry Potter)
J.K. Rowling (2001/10/08)
Bloomsbury Publishing PLC
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          第7巻までのネタばれ注意です】







第1巻 「ハリー・ポッターと賢者の石」 これまでの目次





第5章のあらすじ

ハリーの誕生日に現れた謎の大男ハグリッドは、やせっぽちのハリーが、実は魔法界では有名な魔法使いであると告げた。ホグワーツ魔法学校に入学するため、ハリーはハグリッドとともにダイアゴン横丁へと出かける.....。






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第5章のはじまり

第5章は、こんな英文ではじまります。



Harry woke early the next morning.


こんな風に訳してみました。

ハリーは、翌朝早く目を覚ました。


1) wake ... 起きる

ホグワーツ魔法学校の番人だという大男ハグリッドがやってきて、信じられない素性を明かした運命の夜が明けました。自分が魔法使いであるという突拍子もない真実を、未だに受け入れられないでいるハリーです。
ところで、日本語で起きるというと「get up を使うべきか、wake up にするべきか」悩んでしまいますが、get up は「起きあがる」で wake up は「目覚める」と覚えておけば大丈夫です♪ 2度寝する可能性があるのは、wake up なのねん。
映画と原作では、かなり描写が異なるシーンです。映画ではすぐにショッピングに出かけてしまうハリーとハグリッドでしたが、原作では(重みで?)つぶれてしまったソファの上で眠っているハグリッドの姿が描かれています。残り物で朝食を済ませ、ふくろう便が届けてきた日刊預言者新聞に驚くハリーの様子も、とっても楽しい場面です。
この後の章に続く、重要な情報も紹介されているのがこの第5章。
・グリンゴッツ銀行は、ホグワーツ魔法学校の次に安全な場所
・グリンゴッツ銀行の重要な貯蔵庫には、ドラゴンがいるという噂があること
・魔法省の主な仕事は、マグルの目から魔法界の存在を遠ざけておくこと

お買い物に出かける準備がととのうと、なんとハリーとハグリッドは、前夜バーノンおじさんがえっちらおっちらこいできたボートに乗って岸に向かうのであります。「飛ぶわけにはいかん」というハグリッドの言い分はもっともですが、あら? なら、どうやってバーノンおじさんたちはお家に帰ればいいのかしら........?



第5章の英文チェック

ハリポタを洋書で読んで、英語を勉強しちゃいましょう。
まず英国版50ページに登場するハリーのセリフ。


"I haven't got any money and you heard Uncle Vernon last night...he won't pay for me to go and learn magic."


こんな風に訳してみました。

お金、持ってないんだ。それに昨夜、バーノンおじさんが言った言葉を聞いてるでしょう? ボクを学校に行かせてくれるお金なんて、払ってくれないよ。


1) pay for sb to ... 〜が〜するために払う

でました、現在完了形です。「お金を持っていないんだ」という部分が現在完了形になっているのですが、はて? 現在形の I don't have any money. ではいけないのでしょうか?
現在完了形にすると、過去から現在のつながりがイメージになって表せます。ハリーは生まれてきてから今までず〜〜〜っと、お金というものを持っていなかったということなのですから、この現在完了形がしっくりくるんですね♪ 
また「勉強する」という単語として、learn と study の違いが気になりますが、前者は「習って、しかもマスターすること」がイメージになる単語なんだそうです。あ、なら私の場合、
I've been studying English for 9 years.
って言った方がいいのかしら............? マスターするなんて、とんでもないもの。
ロンドンにある「漏れ鍋」につくと、ハグリッドがバーマンのトムが声をかけます。The usual? というのは面白いですよね。「いつものかい?」というニュアンス。ハグリッドは、I'm on Hogwarts business. と断るのですが、be on というシンプル極まりないフレーズで「取り込み中」であることを説明しちゃうのですから、これは要チェック。
続いての英文は、英国版59ページのゴブリンのセリフ。



"If anyone but Gringotts goblin tried that, they'd be sucked through the door and trapped in there," said Griphook.


こんな風に訳してみました。
「グリンゴッツのゴブリン以外の者が(侵入しようと)試したら、ドアに吸い込まれ、金庫に囚われの身となってしまうのさ」と、グリップフックは言った。

1) but ... 〜以外
2) suck ... 吸い込む
3) trap ... わなにかける

みんながよく知っている but の意味。でも、この英文の but を「でも」と訳してしまうと、訳がわからなくなってしまいます。「〜以外」の意味があることを覚えておきましょうッ。このグリップフックのセリフは、仮定法になっています。私、実はこの仮定法が苦手で.....。読むのには問題なくても、実際に英会話で使いこなせていない用法です。
If とはじめて、would be で続ける英文を、マスターしなくちゃと思います。
・If you have enough time tomorrow, I'd like to have lunch together.
(もし明日お時間があるんでしたら、一緒にランチでもどうかと思っているんですが)
・How would you deal with it, if you were her.
(もしあなたが彼女なら、どう対処します?)

続いての英文は、英国版61ページにでてくるハグリッドのセリフです。



"What's up?! said Hagrid.
"Nothing," Harry lied.


こんな風に訳してみました。

「どうした?」 ハグリッドが聞いた。
「なんでもない」 ハリーはうそをついた。


1) what's up? ... どうしましたか?
2) llied ... lie の過去形 うそをつく 

どうしたんですかと相手に状態を尋ねる表現 What's up? は、久しぶりに会った知人に対して「元気にしてる?」というあいさつの意味で用いることもできます。
・How have you been?
・What's cooking?
・What's new?

な〜〜〜んて言いますよね。
どうしたんですか?と尋ねる表現としては、
・What's the matter?
・Can I help you?
・Is there anything I can do for you?

というような表現を、以前ネイティブに教えてもらいました。
注意したいのは、What's the matter WITH YOU? と、おしりに with you をつけてしまうと、非難めいた口調になるということ。相手が怒ってしまうケースもあるので、使い方には気をつけたいと思います。
ダイアゴン横丁では、映画には出てこなかったマルフォイとの出会いが描かれています。ここで初登場となるマルフォイくんは、意外にもハリーに対して親しみをこめて話しかけてくるのですが、パパはね、ママはね、とのたまう口調や態度には、すでに「イヤな奴」であることがはっきり現れています。実に面白いシーンです。今後のハリーとマルフォイの対決ぶりを彷彿させる場面になっているんですね。マルフォイは、「ところで、きみの苗字は?」とハリーに尋ねます。ハリーが答える寸前で、2人の会話がぱたっと終わってしまうところなんて、本当ににくい演出です。マルフォイはポッター家のことを父親から聞いて知っていたはずですから、もしハリーが「ボクはポッターだ」と教えていたら、マダム・マルキンのお店でひと悶着あっていたかもしれませんね!



第5章のおわり


第5章は、こんな風に締めくくられています。

汽車が走り出した。ハグリッドの姿が視界から消え去るまで見ていたかった。座席に伸びあがり、鼻を窓に押し付けたが、瞬きした途端、ハグリッドの姿は見えなくなった。

 



これで第5章は、おしまいです。

いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪
ぜひ一緒に原書を読んでみませんか?
私自身の勉強のために、頭を悩ませながら日本語訳を書いていますが、とんでもないカン違いなどありましたら、どうぞ遠慮なく教えてください! 
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。



【おことわり】
このブログの日本語訳は、英文読解を目的とした学習メモとしてご紹介しており、誤った解釈をしている場合もあります。気づいた点はその都度訂正してまいりますが、正しい和訳につきましては、松岡祐子先生翻訳の「ハリー・ポッターと賢者の石」でご確認くださいますよう、お願いいたします。




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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
ハリーが初めて魔法界と接する記念すべき章ですね。「漏れ鍋」でみんながハリーを見る目が最初に読んだ時よりすごく意味を持って伝わってきます。
オリバンダーのことをあまり好きになれなかった理由が7巻の25章につながって行くんですね〜。感慨深いです。
私はこの章の最後にハリーが魔法界のことを不安がっている時にハグリッドが「Just be yourself」と言う所が好きです。ハグリッドの優しさがしみてきます。
まめ
2008/02/04 22:48
オリバンダーのは24章でしたね。それとグリンゴッツの26章の伏線がもうここで出てきてるのがドキッとします。
まめ
2008/02/04 23:03
まめさんも、もうお気づきかと思いますが、今後の記事の内容を大幅に変更することにしました。あらすじ主体でなく、英文の解説です。理由は、はい、著作権問題が気になるから。
せっかく書き上げた第7巻の記事をポシャにしてしまわないよう、今後さかのぼって書こうと思っている第6巻までの記事は、和訳やあらすじを避けて通った方がいいように思いました。既に松岡先生の翻訳も出ているわけですし、著作権は英文・日本文両方にからんできてしまうかもしれませんから。
もし、私が翻訳家になったら、遠慮しないで洋書をばんばん訳していきたいです。そのためには、まず勉強勉強ですね!!! 
Emi
2008/02/05 10:02
今回の記事、英文勉強中の私にはとても嬉しいです!Emiさんの文章は、とても読みやすく、話の中に吸い込まれる感じが大好きですが、著作権・むずかしいですもんね。
娘が市の英語教室に参加して(週一回3ヶ月で1500円!)英語の絵本から始めると良いと聞いてきました!本屋さんで「Maisy」大人買いです…。ネズミの女の子の話で以前NHKで放送してたんですよ。ご存じですか?子供と一緒にゆっくり勉強してEmiさんの更新楽しみにしますね!
ぴよぴよ
2008/02/06 08:03
ぴよぴよさんにそう言って頂けると、とっても嬉しいです。一緒に勉強しましょうね♪ メイシーは、1冊だけですが持っています。三輪車でお買い物に行く絵本です。珍しく息子が気に入って、何度か読んであげました。
Emi
2008/02/06 15:24
映画を見た時、ダイアゴン横丁にて"魔法界"という存在が明確に現れたシーンは大好きです。もう本当にハリー同様子供のように興奮したのを覚えています。「やっぱり箒は欠かせないんだー」とか「杖が魔法使いを選ぶなんてすごい!」とハリポタの魅力にはまった瞬間でした。
と、同時に映画の台詞で恐縮なのですが、Emiさんも記事中に書かれているハリーの"僕お金持ってないんだ"発言です。映画の中でのハリーはこう言っています。
"I haven't any money."
あれー?gotは省略?これってイギリス英語表現なんでしょうか?アメリカでもこう言うのかな?そしてgotに限らず、他の単語も省略可能なんでしょうか?
合わせて、haveの後ってgotじゃなくてgottenじゃない?!getは"get-got-gotten"ではなかったでしょうか?これもイギリス英語特有なんでしょうか?^^; Emiさん、ご存知であれば、教えていただけると嬉しいですー!
みさと
2008/02/07 20:53
みさとさん、イギリス英語の特徴です。
アメリカでは I don't have となる英文を、イギリスでは「所有する」という意味の場合に I haven't とするんですね! おもしろい。
それから、get には2つの変化があると聞いたことがあります。調べたら「実践ロイヤル英文法」に載ってました。have got to という決まった言い回しもあるのですが、get got got もOKなんです。
Emi
2008/02/07 21:33
こんにちは、お久しぶりです。
以前もお世話になり、その節はありがとうございました♪ 現在再(々々?)読中でして、解決、または分かち合いたい疑問がいっぱいなのです。
まずはこの章から。
ハグリットはハリー達がいる島へ'Flew'飛んできた、とあり、もちろんハリーは驚きますが、これって、後々の巻まで進んだ読者諸姉兄は、もっと驚かなければいけないのでは?
バイク、車、箒、ヒッポグリフ、セストラル、現在は禁止されているという絨毯などを使わず、生身で飛べるなんて、復活したヴォルデモートくらいではないかしら。
そして、船に乗ってから船縁を2度傘で叩いてspeed things up a bitしますが、描写によれば無言で、muttered something みたいな表現もなし。呪文を声にせず魔法を行うのはとても高度なことじゃありませんか。しかも折れた杖で〜!?
他にもたくさん疑問があります。今回のように該当巻・章へのコメントでいいのでしょうか。適した書き込みの場や方法がありましたら、そういう点についてもご教示下さいm(_ _)m
ねこ
2009/07/07 12:01
ねこさん、こんにちは!まず、書き込みは該当巻の記事があるところでかまいません!その方が、読者の方にも読みやすいかもしれませんね♪

ハグリッドは、魔法学校に入学できることをハリーに知らせに来ましたが、このとき
Not supposed to use magic now I've got you.
(お前さんを迎えに来た後は、魔法は使っちゃならねえことになってるんで)
と言っていました。魔法を使って飛んできたわけだから、箒じゃないのね、なら、姿現しをしたのだろうと単純に私はそう思っていました(^^;) ハグリッドが「ここまで来るのは大変だったぞ」と言ったのは、おそらくハグリッドが上手に姿現しできないからなんだろうと...。姿現しの術は、確か17歳になると受けられるんでしたよね?? ハグリッドは1940年に入学し、1943年に退学になっているので、おそらく正式にこの「姿現し」の試験は受けていないのかもしれません。
Emi
2009/07/08 14:05
ねこさん、長すぎコメントを分割しました。

船をたたいての部分、本当にそうですね! ダイアゴン横丁に続く道ならば、杖でたたくだけで反応してくれそうですが、マグルから借りた船をたたくだけで動かすなんて、ハグリッドも相当の使い手?ご質問、疑問、どうぞ教えてください! 私も一緒に考えたいです!!!
Emi
2009/07/08 14:05
Emiさん、ありがとうございました。
姿現しと考えるのが現実的なのでしょうね。瞬間移動は「飛んできた」という表現にいまひとつはまらないけれど。
しかし、折れた杖できちんと習ったことがないはずの高度な魔法・姿現し!いや〜、ばらけなくて本当に良かった良かった。
ばらけたハグリットを想像するのも十分怖いけれど、ここでハグリットがばらけちゃったら、物語が始まりませんからね〜(^o^)
また書き込みさせていただきます。それでは♪
ねこ
2009/07/08 17:59
ねこさん、楽しみにしています!
Emi
2009/07/13 16:13
ハグリットが「飛んできた」と聞いて(読んで)
私、一瞬、例のピンクの傘を開いて
飛んでいる姿を想像してしまいました
メアリーポピンズかピーチ姫のように・・・
atsuko
2009/11/01 22:41
atsukoさん、メアリーポピンズ大好きです!
Emi
2009/11/08 12:23

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