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zoom RSS 第1巻 第4章 The Keeper of the Keys

<<   作成日時 : 2008/01/18 14:56   >>

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          第7巻までのネタばれ注意です】







第1巻 「ハリー・ポッターと賢者の石」 これまでの目次





第4章のあらすじ

謎の郵便物から逃れるため、プリベット通りを飛び出したダーズリー家の3人とともに岩場の小屋で誕生日を迎えようとしていたハリーの前に、ホグワーツの番人だと名乗る大男が現れた。ホグワーツ魔法学校に入学するときが来たことを知らせに来たのだ。
「お前さんは、魔法使いなんだよ」.....。






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第4章のはじまり

第4章は、こんな英文ではじまります。



BOOM. They knocked again.


こんな風に訳してみました。

ドカ〜ン! 誰かがまたドアを叩いた。


1) boom ... ドカンとなる音、轟

スミマセン、ちょっとこの章で冒頭から「わかんない」ところがあるのですが。
上にご紹介した英文にでてくる They が何を示しているのかということなんです。直前の英文、つまり、第3章の終わりは Someone was outside, という表現になっていました。they は someone のことなのか? でも、someone は単数扱いなんですよね? う〜〜〜ん。複数形の they が何の代名詞なのか.....どなたか教えてください。(私は「誰か」と訳しちゃいました)
さて。
「大砲はどこだ!?」
なんて、ダドリーくんは寝ぼけたことを言っています。
「誰だ! 警告するぞ! こっちは武装してるんだからな!」
バーノンおじさんが大声で叫ぶと、ちょっと沈黙、それから再びドッカ〜ン!!
入り口に立っていたのは、大男でした.....。




第4章がわかる英文チェック

次の3つの英文を読めば、この章がわかるかも!?


The giant squeezed his way into the hut, stooping so that his head just brushed the celling.


こんな風に訳してみました。

頭が天井をこする程度ですむように前かがみになりながら、大男は小屋の中に無理やり身体を押し込んできた。


1) squeeze ... 無理に押し込む
2) stoop ... かがむ
3) so that ... 〜できるように

いらっしゃいませ、ハグリッド。哀れな生活を送っていたハリーに、希望の光を投げかける恩人の登場です。
「茶でも入れてくれんかね? ちょっとしんどい旅だったんでな」
ここでおもしろい原作と映画の違いが登場します。映画では、ハグリッドは最初に目についたダドリー少年を、ハリーだとカン違いしているんですよね。原作ではそんな愚かな「失敗」はいたしません。ハグリッドはハリーを見つめ、
「最後にお前さんを見たときは、まだ赤ん坊だったになぁ。お父さんにそっくりだ。でも、お前さんの目はお母さんの目だな」
微笑みながら話しかけるのです。
「出ていってくれ!」
バーノンおじさんが要求しても、ハグリッドは馬鹿にして動きません。それどころか、ポケットの中からハリーの誕生日を祝うお手製のチョコレートケーキを取り出し、あっけにとられているハリーにプレゼントするのです。
「誰なんですか?」
驚きのあまり、ちょっと失礼な質問をしてしまうハリーです。
「もっとも。まだ自己紹介しとらんだった。ルビウス・ハグリッド。ホグワーツの守番だ。茶でもどうかね?」
火の気のなかった暖炉にあたたかい炎が! ハグリッドは、バーノンおじさんの警告などお構いなしに、夜食の準備を始めてしまいました。コートのポケットから取り出したものは、
・胴のヤカン
・ソーセージ
・火かき棒
・マグカップ
・琥珀色の液体が入ったビン

映画では、残念ながら、ハグリッドが香ばしく焼けたソーセージをハリーにすすめるシーンはありませんでしたね♪ 見たかったなぁ(食べたくなるでしょ)。
「わしのことは、ハグリッドと呼んどくれ。ホグワーツのことは知っとるな?」
「えっと.....いいえ」
ハグリッドが驚いた顔をするので、
「ごめんなさい」
ハリーは、慌てて謝ります。
「ごめんなさいだって? それは、こいつらのセリフだとも! お前さんが手紙を受け取っとらんのは知っとったが、ホグワーツのことまで何も知らんとは思いもせんだった! お前さんの父さんと母さんが、どこでそういったことを学んだのか不思議に思ったことはなかったんか?」
「そういったことって?」
「おいおいおいッ」
ハグリッドは、ダーズリー家の3人に食ってかかります。
「まさか、この子は何にも知らんのかッ!?」
「何も知らないってことはないよ」 
ひどいこと言うな〜と思いながら、ハリーが弁解します。
「算数とか、そんなものなら」
「わしらの世界のことだよ! お前さんの世界、わしの世界、父さんと母さんの世界!」
「どんな世界?」
「ダーズリーッ!!!!!!!!!」
原作でのハグリッドは、かなりキレちゃってます。
「お前さんは、有名なんだよ。ハリー、お前さんは魔法使いなんだ」
「ボクが....なんだって?」
「魔法使いなんだよ」
そして、ハグリッドはホグワーツ学校入学を知らせる手紙をハリーに見せました。


ハリー殿
ホグワーツ魔法学校への入学が認められておりますことを、ここにお知らせいたします。必要な教科書や教材のリストが同封してありますので、ご確認ください。
学期は、9月1日に始まります。7月31日までにフクロウ便をお送りくださいますよう。
                           副校長
                           ミネルバ・マクゴナガル



「フクロウ便を待っているって、どういうこと?」
ハリーは、チンプンカンプンです。
「お、忘れとった」
ハグリッドが、慌てて返事を書き送ります。このあたりの場面も、映画にはありませんでしたね。原作ならではのエピソードです。ちなみに、ハグリッドがこのとき口にする
"Gallopin' Gorgons"
魔法界で使われている驚きを表す表現です。おっとどっこい、って感じですか。
ハリーが魔法学校に入学できるという知らせを耳にして憤慨するのはダーズリー家の保護者2人です。映画と同じく、バーノンおじさんはハリーのホグワーツ学校行きに猛反対。かっかと頭に血がのぼっていたせいなのかどうか、ペチュニアおばさんもつい勢いで、ハリーが魔法使いの血を受け継いでいることを知っていた事実を明かしちゃいます。交通事故で死んだと聞かされていたハリーの両親の死の原因が、実はある恐ろしい事件のせいであったということも.....。



"I never expected this." he said, in a low, worried voice.


こんな風に訳してみました。
「こんなことになるとは思いもせんだった」
ハグリッドは思い悩むような低い声で言った。


1) expect ... 期待する

なんだかハグリッド、困惑しているようです。
「わしは、すべてを話してやれん。とんでもねぇ謎なんだよ。ことの始まりは、ある人物......もちろん、お前さんはその名前を知らんだろうが、わしらの世界では有名でな」
「誰?」 と、ハリー。
「ん〜、できれば口にしたくないんだが。みんな嫌がるんだ」
「どうして?」
「参ったなぁ。みんな、まだ恐れとるんだよ」
言葉にするのが恐ろしいなら、
「名前を書いたら?」
「無理だ。なんて綴りかわからん。よし、いくぞ。ヴォルデモートだ」
そう言うと、ハグリッドはぶるぶると身震いしました。
「.........もう2度と言わせんでくれよ」
ハグリッドは、ヴォルデモートという魔法使いがハリーの両親をねらい、まだ赤ん坊だったハリーまで殺そうとしたのだと語りました。ハリーの心にずきっと響くものがありました。よみがえったのです。これまでくり返しイメージに見てきた緑色の光線、甲高く冷たい笑い声が.....。
「ヴォル.....あ、ごめん。例のあの人に何が起こったの?」
「いい質問だ。消えたのさ。お前さんを殺そうとした夜にな。そんだから、お前さんは有名なんだよ。ますます力をつけておった例のあの人が、なぜ消えてしまったのか。ある者は死んだと言っとる。だが、怪しいもんだ。お前さんの何かが、例のあの人を消し去ったのさ。それが何かはようわからんがな」
でも、ハリーは疑心暗鬼でした。ボクが魔法使い? そんなわけないよ。しょっちゅうダドリーに蹴られてきたし、階段下の物置に閉じ込められていたんじゃないか。もしボクに魔法が使えるんなら、なんとかできそうなもんだ。これは何かの間違いだよ。でも、ハグリッドはこう答えるのです。
「魔法使いじゃないって? 怒ったり不安に感じたとき、変なことは起こらんかったかね?」
..............起こっていました。爬虫類館のヘビも逃げ出したばかりです。
「な? ホグワーツでも有名になるぞ」
と、ここまで黙っていたバーノンおじさんが囁きました。
「こいつは行かん。そう言っただろ」
「この子が行きたいと思えば、お前さんのような偉大なマグルには止められんさ!」
「インチキ魔法を教えるイカレ老人に払う金など、ビタ一文ないッ」
「二度と、わしの前でアルバス・ダンブルドアを侮辱するなッ!!!」
あ〜〜〜〜あ、ハグリッドの堪忍袋の緒が切れちゃいました。
映画と同じく、ハグリッドは傘をひと振り、ダドリーのお尻にブタちゃんのシッポをつけてしまうのです....



"Shouldn'ta lost me temper," he said ruefully," but it didin't work anyway. Meant ter turn him into a pig, but I suppose he was so much like a pig anyway there wasn't much left ter to do."


こんな風に訳してみました。

「カッとなるんじゃなかった」
ハグリッドは、残念そうに言った。
「ちゃんと呪文が効かんかったなぁ。ブタにしたろうと思っとったのに。ま、もともとブタみたいなヤツだから、あれで十分か」


1) temper ... 気性 機嫌
2) ruefully ... 残念そうに 

ハグリッドの言葉はクセが強いので、読むのも大変です。
・Shouldn'ta lost ... I shouldn't have lost
・lost me temper ... lost my temper
・Meant ter turn ... I meant to turn
・ter do ... to do
といったところでしょうか?
ダドリーにブタの尻尾をつけたことを誰にも言わないでくれと、ハグリッドは頼みます。自分は魔法を使うことが許されていない立場であると言うのです。ハリーが不思議に思い、その理由を尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「ん? つまり、わしもホグワーツの生徒だったんじゃが....退学になってな」
「どうして退学になったの?」
「もう遅い。明日やることは山ほどあるぞ」
ハグリッドは不自然に話題をそらしてしまうのでした......。




第4章のおわり


第4章は、こんな風に締めくくられています。

ハグリッドが黒色の分厚いコートをハリーに投げてよこした。
「それを掛けて寝るといい。もこもこ動いても気にせんでええぞ、どっかのポケットにヤマネが数匹入っとるはずだから」

 



これで第4章は、おしまいです。

いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪
ぜひ一緒に原書を読んでみませんか?
私自身の勉強のために、頭を悩ませながら日本語訳を書いていますが、とんでもないカン違いなどありましたら、どうぞ遠慮なく教えてください! 
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。



【おことわり】
このブログの日本語訳は、英文読解を目的とした学習メモとしてご紹介しており、誤った解釈をしている場合もあります。気づいた点はその都度訂正してまいりますが、正しい和訳につきましては、松岡祐子先生翻訳の「ハリー・ポッターと賢者の石」でご確認くださいますよう、お願いいたします。




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ご訪問、ありがとうございます {%ureshii%} 大好きなハリポタを洋書で読むようになって、はや数年....。英語で理解するのは大変ですが、オリジナルの世界を体験できることが嬉しくて、のんびりマイペースで楽しんでいます。 このブログは、ハリポタを洋書で楽しんでいる私の学習記録でもあります。ゆっくりペースで、これまでのハリーの物語を、英語表現の紹介や疑問点など交えながら整理していきたいと思っています。このブログが、多くのハリポタファン・英語ファンの方との交流の場に... ...続きを見る
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2008/01/18 15:08

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、凄く久しぶりの書き込みです。
冒頭のtheyの件ですが、100%の自信はないのですが、
英語で、時々、heなのかsheなのかまだ不明な時点で、代わりにtheyを使うケースをしばしば目にします。
今回のケースもitを使うのは変だし、既にsomeoneを使った後でもう一回someoneを使うのもくどくなるし、そういう理由でtheyを使ったのではないでしょうか?
チビ
2008/01/18 22:01
ハリーが初めて自分が魔法使いだってわかるシーン好きです!「算数は知ってる・・」ってとこが私的にはツボです。物語の核心がそれとなく出てるんですよね。ハリーの目の色とか両親の死の背景とかヴォルデモートの名前を言いにくいとか。ワクワクしながら読みました。
まめ
2008/01/18 23:52
チビさん!!!! そうなんですか!? 知らなかった〜〜〜〜。文法書に書いてあることなんでしょうか? もしご存知でしたら、ぜひぜひ教えてください。ちなみに私、「フォレスト」と「ロイヤル英文法」を持っています。
Emi
2008/01/19 08:22
まめさん、私も「算数とかなら」というハリーのセリフが好きです。この章には、ローリングさんのユーモアがたくさん入っていると思いませんか? キレまくるハグリッドも、なんだか可愛らしいです。
Emi
2008/01/19 08:25
もうぅ!初めて読んだときのワクワクが忘れられない章です。映画を見てから日本語版を読んだので、映画よりも詳しいハグリットとのやり取りや、バーノン一家の脅え方が気持ちよかった!映画も好きだけど、想像の世界に入り込める本の世界がやっぱりいいなぁと思ってます。(テヘッ)
ぴよぴよ
2008/01/21 12:08
ぴよぴよさん、今だからこそ、読み返すとまた違った面白さがありますよね(^^)。私も痛感してます。映画よりもハグリッドの感情が激しくて、本当にハリーを心配していたんだなってあったかい気持ちになりました。
Emi
2008/01/21 16:14
はじめまして^^
私も英語読書大好きで、
最近やっとハリポタにトライし、
すっかりハマって色々ググっていたら、
こちらのサイトにたどり着きました。

Emiさんのように英文考察はしてないのですが、
一応、読んだ本はブログにレビューしてます(^^;
→http://tadokuhondana.blog96.fc2.com/

今2巻を読書中なので(翻訳では一度コンプ済み)、
1巻の記事をちょこちょこ拝見しているのですが、

「ハグリッドのセリフが読みにくい」

という話にいたく共感しまして、
思わずコメント残してしまいました(^^;

ハグリッドのセリフは
私も一生懸命脳内変換しながら読んでますが(笑)、
こちらの記事のセリフで一つだけ、
違う風に解釈していた部分がありました。

"Shouldn'ta lost me temper,"

ですが、この元の文章は

"Shouldn't you lost me temper,"

が元の文章なのかな〜と。

つまり、

「俺を怒らすべきじゃなかった」
(あ、なんかハグリッドがガンマンのようになってしまった( ̄▽ ̄;))

という意味なのかな〜と解釈していました。

違ってたらごめんなさい!><

私もハグリッドが出て来るシーン、大好きです(^o^)/
後半、Nobertを小動物みたいに溺愛してるところも可愛いですよね♪
(大分周りには迷惑かけたんですけど(笑))
アラゴラス
2013/04/23 12:50
アラゴラスさん、こんにちは!
英語についてのコメント、大歓迎ですので、とっても嬉しかったです★ ありがとうございます(*^。^*)。
ご紹介いただいたセリフですが、、やはり元の英文は
I shouldn't have lost my temper. になるんじゃないかなと思います^^
意味は、「かっとなるんじゃなかった」という仮定法過去完了形で後悔の気持ちを表した文章です。
「俺を怒らせるべきではなかった」であれば、
You shouldn't have の後に lost という単語が来ないと思うんです。。。
というのも、lose one's temper というのが「かっとなる」という成句であり、You lose my temper という形にならないからです。...私の説明、わかりにくいですね^^;
要は、
lose my temper するのは you ではなく、I にしかならないことから、I shouldn't have lost my temper ではないかと考えたということなんです。

あなたが、を主語にすると考えると、
Shouldn't you という語順になっているのも気になります。

ハグリッドは、my を me と言ってしまうクセがあるようですね!!!
Emi
2013/04/26 13:04
Emiさん、はじめまして!(^o^)/
ものすごく丁寧で詳しい解説、ありがとうございます!

なるほど、ハグリッドはmyをmeと言ってしまうことがあるんですね〜(^^;
普通にこのセリフ、目的格のmeだと思ってました・・・。

主語がShouldn't Iとひっくり返っているのは、
このシーンでハグリッドが怒りのあまり、
感情がたかぶっているからこの語順なのかな、と・・・。

以前「ハートで感じる英文法」で、
例えば、緊急事態に思いがけない助けがあらわれた!
というように、感情がたかぶったときに

「Am I glad to see you!」

とすることがある、
という話を読んだことがあったので(^^;

そんなこんなでスルーしてしまっていたのですが、
直後に「残念そうに」という意味の言葉が入ってますし、
やはり怒りのあまり
魔法でダドリーちゃんにしっぽ生やしちゃったけど、
このセリフではちょっと怒りがおさまって
後悔している感じがしますね!

おかげでスッキリしました(^o^)/
ありがとうございます♪

Emiさんの記事はかなり勉強になるので、
また復習がてら寄らせてください^^
アラゴラス
2013/04/27 13:15

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