【ネタバレ注意です】 【第7巻 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 これまでの目次】 第13章のあらすじ 魔法省に侵入することができたハリーたちだったが、思いもよらぬアクシデントが発生し、3人とも別行動をとることになってしまう。なんとかアンブリッジのオフィスを探したハリーだったが、ロケットは見つからない。日を改めて出直そうと、ハーマイオニーがいるはずの法廷に向かったハリー。魔女を尋問中のアンブリッジが、当のロケットを身につけているのに気がつく。呪文で対抗し、ロケットを手に入れたハリーとハーマイオニーは、ロンと合流し、魔法省からグリモールド・プレイスへと脱出しようとしたのだが......。 第13章のはじまり 第13章は、こんな英文ではじまります。 "Ah, Mafalda!" said Umbridge, looking at Hermione. "Travers sent you, did he?" こんな風に訳してみました。 「あら、マファルダ!」 アンブリッジは、ハーマイオニーに言った。「トラバーズがあなたをよこしてくれたのね?」 1) Mafalda ... マファルダ(ハーマイオニーが変身している魔女の名前) どうにか侵入した魔法省、ロンと別れることになってしまった2人の前に、ロケットをもっていると睨んでいた張本人のアンブリッジが現れた! アンブリッジと会話していたのは、新しく任命された魔法省大臣。うさん臭そうな男です。 どうやら今からマグル生まれの魔法使い達の登録委員会が開かれるようです。アンブリッジは手にしたクリップボードを眺めながら、 「今日は、10人。そのうち1人は、魔法省に勤務する役人の妻ときてるんですからね! チッ、チッ.....。あろうことか、魔法省の中でなんて!」 可哀想なハーマイオニー、彼女もマグル生まれなので、正体がばれてしまったら即刻裁判にかけられてしまうに違いありません。状況が状況なだけに、どうすることもできず、ハーマイオニーは不安な面持ちでアンブリッジとともに法廷へと向かうのでした......。 第13章がわかる英文チェック 次の4つの英文を読めば、この章がなんとなくわかるかも? Now Hermione was stuck in court proceedings, which would undoutedly last hours; Ron was struggling to do magic that Harry was sure was beyond him, a woman's liverty possibly depending on the outcome; and he, Harry, was wandering around on the top floor when he knew perfectly well that his quarry had just gone down in the lift. メチャクチャ長いです! がんばって、こんな風に訳してみました。 今やハーマイオニーは、間違いなく何時間も続くであろう裁判の手続きのために身動きがとれず、ロンは、ある女性の自由を左右する結果のために、間違いなく彼の能力を超えた難しい魔法(...とハリーは思っている)に悪戦苦闘しなければならず、そして彼、ハリーは、ねらっていた獲物がエレベーターで降りていってしまったことを知っていながら、最上階のフロアをうろうろする羽目になってしまった。 1) proceeding ... 手続き、議事 2) last ... 続く 3) outcome ... 結果 4) wander around ... 歩き回る 5) quarry ... 獲物 それでも、ハリーはアンブリッジのオフィスを探します。途中、マグル生まれを激しく非難するパンフレットが大量に作成されている現場を目撃します。忙しそうに働いている魔女の1人が 「あの老いぼれ魔女って、1日中マグル生まれを尋問する気?」 と悪口を言いました。 「気をつけろ」 とたしなめる魔法使いに対し、魔女はこう反論します。 「なによ。あの女、目だけじゃなくて耳まで取り付けたっていうの?」 なんということでしょう.....! マホガニーの扉があり、ちょうどマグルの玄関にあるのぞき窓のあたりに、見慣れたマッド・アイのマジカルアイが取り付けられているのです。やな女、アンブリッジ。彼女はイカれています。このマジカルアイを使って、部下達がちゃんと仕事をしているのかどうかチェックしてたんですね。 さあ、これで、第5章でビルが目撃したというマッド・アイの死が決定づけられてしまいました。きっとデスイーターを通して、アンブリッジは彼のマジカルアイを手に入れたのでしょう。死者に対する敬意など、この女に説いても意味がなさそうです。 オトリ爆弾を使って、ハリーはアンブリッジのオフィスに忍び込みます。マジカルアイを取り外し、ポケットにしまった後、「ロケットよ、来い!」と呪文を唱えますが、何事も起こりません。引き出しを調べていると、ウィーズリーおじさんのファイルを見つけます。 アーサー・ウィーズリー 252ページにあるウィーズリーおじさんのファイルに、NB という単語が登場します。この NB は、リーダースで調べてみましたら、Note Well の略語のようです。『注意せよ』という意味ですね。勉強になりました。 ファイルにあった No.1 がいったい誰のことをさすのか、ハリーには見当がついていました。案の定、引き出しをさらに調べてみると、自分のポスター(指名手配用?)が出てきます。胸のあたりに大きく書かれた No.1 の文字....。ポスターの隅っこには、ネコの絵が描いてあるメモ用紙がくっついていました。そのメモには、アンブリッジの筆跡で『罰せられるべき』とあったのです。これまで以上に、アンブリッジに対する激しい怒りを覚えるハリー、.........とそこに、人が入ってきました! 間一髪、ハリーは透明マントを被ります。なんとかばれずにオフィスの外に出ることができ、ハリーは思いました.....。 Their priority now had to be to leave Ministry before they were exposed, and try again another day. こんな風に訳してみました。 今、自分達の優先事項は、正体がばれてしまう前に魔法省を脱出し、また日を改めて挑戦するということだ。 1) priority ... 優先事項 2) be exposed ... さらされる ハリーは、ロンとハーマイオニーを探しに行きます。運良く、びしょ濡れになったロンに会うことができましたが、ばったり出会ったウィーズリーおじさんから水浸しになったオフィスを直す呪文を教えてもらうと、「ありがとう、お父さん」と言いそうになった自分を何とかごまかし、ロンは再びヤクスリーのオフィスへと急いでいきました。ハリーはただ1人、ハーマイオニーがいるであろう法廷へと向かいます。 すると、そこには.....。 The dark passage outside the courtrooms was packed with tall. blackhooded figures, their faces completely hidden, their ragged breathing the only sound in the place. こんな風に訳してみました。 法廷の外は薄暗く、大きくて、黒いフードを被った影があちこちにあった。その顔は完全に隠れ、不規則な彼らの呼吸音だけが、その空間に響いていた。 1) courtroom ... 法廷 2) ragged ... 不規則な ragged の訳し方については、チビさんからアドバイスをいただきました。ありがとうございます♪ 廊下にずらりと並んだマグル生まれの魔法使い(魔女達)は、ディメンターを見まいとするかのように手で顔を覆っています。ハリーは透明マントを被っていますが、ディメンターはなんとなく気配を感じるようで、ハリーは落ち着きません。彼らの横をすり抜け、法廷へと入るハリーは、アンブリッジの隣に顔面蒼白で座っているハーマイオニーを見つけました。ヤクスリーも一緒にいます。ハーマイオニーにそっと耳打ちし、自分の存在を伝えるハリー。魔女(レグの奥さん)が尋問されている最中、ハリーは探し求めていたロケットが、アンブリッジの首にさがっているのを見つけました。 「それ、素敵ですね....ドロレス」 ロケットのついたペンダントをほめられたアンブリッジは、とんでもない返事をします。 "Oh yes...an old family heirloom," she said, patting the locket lying on her large bosom. "The S stands for Selwyn...I am related to the Selwyns.... Indeed, there are few pure-blood families to whom I am not related..... A pity." こんな風に訳してみました。 「あら、これね。古くから伝わる家宝ですの」 アンブリッジはそう言うと、大きな胸にかかったロケットをパタパタと叩いた。「S は、セルウィンの S ですのよ。わたくし、セルウィン家につながりがありましてね....。まったく、血縁関係にない純血一族がほとんどいなくなってしまって.....。嘆かわしいこと」 1) heirloom ... 家法 2) bosom ... 胸 3) Selwyn ... セルウィン(英国に実在した人の名) ウソばっか。 アンブリッジの言うセルウィンですが、該当者かなと思える人物が2人います。 1人は、英国の才人と呼ばれ、政治家であったジョージ・セルウィン(1719-91)。 もう1人は、英国の聖職者であるジョージ・セルウィン(1809-78)。同名じゃないの! ケンブリッジ大学のセルウィン・カレッジは、彼の名誉をたたえて設立されたものなのだそうです。 アンブリッジは、尋問されている魔女の実家の職業をバカにしはじめました。頃合を見て、ハリーはアンブリッジに身動きがとれなくなる呪文を唱えます。硬直し、額を手すりの縁に打ち付けてしまうアンブリッジ、彼女のパトローナス(ネコ)が消え、ディメンターが暴走!! ハリーは自分のパトローナス(牡鹿)でその場をしのぎます。ディメンターの大群に対抗するため、アンブリッジからロケットを奪ったハーマイオニーも、どうにか自分のパトローナス(カワウソ)を呼びだすことができました。 まだポリジュースの効果は残っています! ハリーはハーマイオニーとともに、尋問されることになっていた魔法使い(魔女)たちを魔法省の出口まで導きます。ロンとも合流、ところが、アンブリッジのオフィスのドアにあったマジカルアイがなくなっていることが発覚! しかも、ポリジュースの提供者になっていた本物の魔法使い(ロンが変装していたレグ)が現れ、事態は混乱! 「出口を閉めろ!」 とヤクスリー。 「出口を空けろ!」 とアルバート(ホントはハリー)。 なんとかレグの奥さんも魔法省の外に脱出させることに成功し、さぁグリモールド・プレイスに逃げるぞというときになって.....!! 第13章のおわり 第13章は、こんな風に締めくくられています。 ハリーは、蛇のドアノッカーがついたグリモールド・プレイス12番地のドアを見た。だが、息を吸い込むその前に、悲鳴が聞こえ、紫色の閃光が見えた。突然、ハーマイオニーの手がぎゅっとハリーの手をつかみ、そして、再びすべてが暗闇に包まれた。 これで第13章は、終わりです。 いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます♪ 日本語訳など、カン違いがありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。 ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。 参加しています♪ |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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訳で気にされてた部分についてコメントです。 |
チビ 2007/11/04 13:02 |
チビさん、ありがとうございます〜〜! 私もロングマンの英英を持っていますが、その解説も例文もありませんでした(--;) アメリカン版だから? アルクさんの英辞郎で調べたら、ありましたっ! 「不規則な」、これがピッタリきますね♪ 記事を訂正しておきます。例のごとく、チビさんのお名前をご紹介させてくださいね。 |
Emi 2007/11/04 22:47 |
おっと、もう1点。 |
Emi 2007/11/04 22:50 |
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