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zoom RSS 第7巻 第6章 The Ghoui in Pajamas

<<   作成日時 : 2007/09/03 16:22   >>

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                  【ネタバレ注意です】





第7巻 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 これまでの目次




第6章のあらすじ

「隠れ穴」での生活がはじまった。マッド・アイが命を落としてしまった今、ハリーは、できれば一刻も早くホークラックス(分霊箱)を探しに出かけたいところなのだが、ビルとフラーの結婚式が終わるまでは、とても出発できそうにない。ロンの母親モリーは、ハリーが学校を休んでまで何をしようとしているのか探り出そうとする。しかし、その挑戦が失敗に終わると、今度はハリーとロン、ハーマイオニーを一緒にいさせない強硬手段にでた。子ども達が危険なことをしようとしているのではないかと、モリーは心配でたまらないのだ。
なんとか2人と話す機会を得たハリーは、休暇中に調べものをしてくれていたハーマイオニーから、ホークラックスの秘密について聞かされる。




第6章のはじまり

第6章は、こんな英文ではじまります。


The shock of losing Mad-Eye hung over the house in the days that followed; Harry kept expecting to see him stumping in through the back door like the other Order members, who passed in and out to relay news.


こんな風に訳してみました。
それから数日間、マッド・アイを失った衝撃が家中にただよっていた。ハリーは、他の騎士団たちと同じように、マッド・アイがコツンコツンと床を踏み鳴らし、ニュースを伝えに裏戸を出入りするような気がして仕方がなかった。

1) hang over ... まとわりつく
2) stump ... ぎこちない足取りで歩く
3) relay ... 伝える

有能な闇払いであったマッド・アイの死により、ハリーの行く手はますます暗さを増してきます。まだ第6章という段階なのに、すでにダークな世界が.......!!




第6章がわかる英文チェック

次の4つの英文を読めば、この章がなんとなくわかるかも?


"Mum's been trying to get it out of Hermione and me. What we're off to do. She'll try you next, so brace yourself.".


こんな風に訳してみました。
「ママは、ハーマイオニーやボクからずっと聞き出そうとしてたんだ。ボクらが何をしに行こうとしているのかって。今度はきっときみを狙ってる。覚悟しておいたほうがいいと思うよ」

1) get out ... 引き出す
2) brace ... 決意を固める

最初の Mum's been trying は、Mum has been trying です。
このロンの忠告どおり、モリー(ウィーズリー)おばさんはハリーを食器室に呼び出します。
「私たちはあなた達の保護者なのよ。ダンブルドア校長の遺志を誤解してはだめ」
なんとかハリーたちの意図を探ろうとします。優しいおばさんの言葉だけに、「言えません」と伝えるハリーもつらそうです。どうしても聞き出せないとわかると、モリーおばさんは3人を孤立させる作戦にでます。
「あなた達3人を引き離しておけば、出発を遅らせられると思ってるみたい」
と、ジニー。
「僕たちがヴォローヴァンを作っている間に、ほかの誰かがヴォルデモートに殺されてしまうっていうのに?」
このハリーの言葉に、ジニーは青ざめますが、このヴォローヴァン vol-au-vents というのは、肉や魚などのクリーム煮をつめたパイのことです。ビルとフラーの結婚式のために用意されている料理なんでしょうか。ヴォルデモートにひっかけ、このどこか似た響きのある名前のパイをもってきたのでしょうが、つい勢いで事実を話してしまいそうになり、ジニーの表情を見て慌てた彼は、
「いや、ただの、冗談だよ」
とはぐらかします。



They were often joined by other Order members for dinner now, because the Burrow had replaced number twelve, Grimmauld Place as the headquaters.


こんな風に訳してみました。
ここのところ、ハリーたちは騎士団のメンバーたちと一緒に夕食をとるようになっていた。12番地の Grimmauld Place にあった騎士団本部が、「隠れ穴」に移されたためだ。

1) replace ... 〜の後任になる
2) headquaters ... 本部

騎士団のメンバーとして Grimmauld Place (シリウスの生家)に立ち入りしていたスネイプは、今やデスイーターとともに活動しています。秘密が暴かれることを恐れ、ダンブルドアの死後は、ロンの家である「隠れ穴」が騎士団の本部になっていました。
ところが、ここもかなり危うい状況のようです。
もともと、以前の本部の「秘密の守人」はダンブルドア校長だけだったようですが、ダンブルドアの死後、「隠れ穴」に移った本部の守人は、ダンブルドアから本部の場所を聞かされたという20人の騎士団に変更されているというのです。
これは、デスイーターにねらわれて秘密がもれてしまう可能性が20倍に増えたということ...。
騎士団本部、危機管理は大丈夫なのぉ????



One arm around Hermione, he fished in his jeans pocket and withdrew a revolting-looking handkerchief that he had used to clean out the oven earlier.


こんな風に訳してみました。
片腕をハーマイオニーにまわし、ロンはジーンズのポケットをさぐって、なんとも汚らしいハンカチを引っ張り出した。それは、前にオーブンを掃除するのに使ったハンカチだった。

1) fish ... さぐる、取り出す
2) revolting-looking ... むかむかするような状態の

「バーティ・クラウチみたいに、マッド・アイも埋められて骨になっているかもしれない」
そんなハリーの言葉に「やめて!!」と悲鳴をあげ、ハーマイオニーは涙を浮かべて激しく動揺します。そんな彼女を見て、あらあら、あのロンが気の利いた仕草を見せるではありませんか!「あなたの感受性なんてスプーンにのるほどしかないわね」なんてハーマイオニーに言われてしまったこともあるロンにも、こんな心優しい気配りができたんですね。
..... .実は、この変化にはちゃんと秘密がありました。
それは、次の章で明らかになります♪
モリーおばさんも心配している。いくら親友だからって、ボクの危険な旅に付き合わなければいけないなんてことはないよ。そう言うハリーに、ロンとハーマイオニーは、 "Here he goes," (ほら、まただよ)と呆れ顔です。
「ハリーについていく」
2人の決心が固いことは、休暇中にとった行動で明らかになりました。
なんとハーマイオニーは、自分の両親に魔法をかけ、「偽名を本当の名前だと信じ込ませ」、「子どもはいない夫婦だという情報を与え」、「オーストラリアに旅立たせた」というのです。自分の親に、自分のことを忘れさせる魔法をかけるなんて、どんなにつらかったか.....。ハーマイオニーは真剣なんですね。
もちろん、ロンも負けてはいません。自分までがハリーとともに学校から姿を消せば、同行がばれ、家族がデスイーターの危険にさらされてしまいます。そこで、伝染病患者になって家で療養しているとうわさを世間に広めるため、「自分に似せた ghoul をベッドに寝かせ」る計画をたてていたのです。
ghoul というのは、墓をあばいて死人を食うと言われている鬼のことです。英語では、残忍な人をさして言うこともあるそうですよ。



And the more I've read about them, " said Hermione, "the more horrible they seem, and the less I can believe that he actually made six."


こんな風に訳してみました。
「読めば読むだけ、ホークラックスのおぞましさが見えてくるの」
ハーマイオニーは言った。
「そして、彼がそんなものを6個も作ったなんて信じられない心境になるのよ」


1) the more, the more (the less) ... 〜すればするだけ、〜もっとになる

ハーマイオニーのいう「おぞましさ」とは、こうです。
ホークラックスを作るためには、自分の魂を引き裂かなければいけません。その引き裂くための行為というのが、「殺人」なのです。6個のホークラックスをつくるには、6人の犠牲者が必要です。ヴォルデモートの野心のために命を落とすことになった6人の人々とは、いったい誰だったのでしょう。
ホークラックスを壊す方法について聞かれたハーマイオニーは、こう答えます。
「ハリーがトム・リドルの日記に対してとった行動は、間違いなくホークラックスを打ち砕く、極めてまれなやり方だったの」
その成功間違いなし foolproof な方法とは、バジリスクの毒牙を突き刺すというものだったのですが、
「ホークラックスが絶対に復元できない方法というのが大事なの。バジリスクの牙で傷つけられたものを癒すのは、たったひとつだけ....」
「不死鳥の涙だね」 と、ハリー。
確かに、日記が不死鳥の涙を得て回復するという可能性は、ほとんどゼロに近いですよね。バジリスクの毒牙に匹敵するような武器でヴォルデモートに挑まなければならないなんて、ハリーの未来、ますます暗くなってきました.......。

ハリーの誕生日は、7月31日。
今や「隠れ穴」は騎士団の本部ということもあり、ばたばたと慌しく、いろいろと守らなければならない秘密でいっぱいです。穏やかでない状況なか、ビルとフレアの結婚式の準備もしなければならないウィーズリーおばさんは大忙しですが、わが子のように愛しく思っているハリーのため、誕生日には何か特別なことをしてあげたいと思っていました。
「ハグリッドたちを呼びましょうか」
そう提案してくれましたが、ハリーにしてみれば、自分が滞在していることでかけてしまっている重荷を、これ以上おばさんに背負わせたくありません。
「本当に気にしないでください」
つい素っ気ない返事をかえしてしまい.....。




第6章のおわり


第6章は、こんな風に締めくくられています。

モリーは、真意を確かめるようにハリーをじっと見つめた。それから悲しそうに微笑み、姿勢を正して歩いていった。彼女が洗い物の近くで杖をふり、湿った衣服がひとりでに干されていくのを見ていたハリーは、急に余計な迷惑と痛みを彼女に与えてしまったと、強い良心の痛みを感じたのだった。
 

親切なおばさんの気持ちを傷つけてしまったのではないか、そんな風に、ますます落ち込んでしまうハリーなのでした。

これで第6章は、終わりです。
日本語訳など、カン違いがありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。
ハリポタ大好きというみなさんのご感想、心からお待ちいたしております。



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
どこのネタバレサイトよりも丁寧に訳し、私達に教えてくださってます。感謝です。
高校時代、英語の成績は2ばかりでしたが、ハリポタが本当に大好きなので原書を買って読んでいます。この章は苦労しましたが、大切なところだと思いじっくりと時間をかけて読みました。
ロンがとうとうハーマイオニーを女の子として大切に扱い始めるのが印象的でした。兄弟はたくさんいてもほとんど男ばかりのロンは、女の子はとても難しい存在だったでしょうね。ただ、この変わりようの理由は、ちょっと笑えました。ハリーも負けじにいい男になってね!
ハリーもモリーおばさんに対する気遣いなど、とても成長したと思います。
それにしても、外国はほんとうに家族を大切にするんですね。このシリーズを読んだ日本の子ども達が、少しでも日本との違いを感じ、自分もこうなるようにと学んでもらいたいものです。

一度原書は読み終わってますが、今度はもう少し意味を理解するためにじっくり読もうと思っています。今後も参考にさせていただきたいと思います。がんばってください!
しいたけ
2007/09/04 10:45
しいたけさん、
なんと嬉しい言葉でしょう。本当にありがとうございます。でも、和訳にはとんと自信がないのです。「あれ、ここは?」と思われる箇所がありましたら、どうぞ遠慮なく(やさしく)教えてくださいね。お願いいたします。
私も高校の頃は、英語はただの教科でした。
交換留学の話も「他人事」と思っていましたし、華の独身時代も英会話スクールに通うなんて選択肢はなく、フラメンコやダンス、手話などを習ったりしてました。「もったいない!」と今は思っています。
これからも頑張ります。
読んでくださる方の存在は、とても心強いです。今後ともよろしくお願いいたしますp(^^)q
Emi
2007/09/04 11:43
やっとこの辺まで進みました。ネタばれはつまらないので,読んだところまで,Emiさんのページも読ませていただきました。
辞書無しで進めてるので,かなり怪しげな解釈が残っているのですが,とても参考になります。映画が出来るまでに終わりたいと,思ってます。きっとその頃には日本に戻れているかもしれません。続きを楽しみにしています。
皇子
2007/09/30 18:24
皇子さん、コメントありがとうございます! ネタバレは読書意欲をそいでしまうことがあります。ぜひ先の方は読まずに、1度実際に英文を読まれたあとで、こちらのブログに遊びに来てください。その際、間違いなど指摘していただけると、とても助かります^^
映画ができるのはいつ頃でしょうね。
現在、既に「謎のプリンス」の撮影に入っているようですので、3年以内には....どうかな?? 早く観たいような、観たくないような(終わりにしたくないような)、複雑な気持ちです。
Emi
2007/10/01 08:34
既に謎のプリンスを飛び越して、7巻の映画化が気になって仕方ないです。本当に毎回毎回思うんですが、せいぜい長くて2時間半程度の映画一本で足りるんでしょうかね?

ちなみに僕もこちらのブログ、読む人が見やすい作りで、訳も丁寧にしかも要点がまとめられていて、素晴らしいなと思います。

チビ
2007/11/02 08:47
チビさん、私も早く観たいような、観たくないような、複雑な心境です。映画が終わったら、ハリポタは完全に終わっちゃうわけでしょう? なんだか寂しいですよね。
ブログについてのご感想、本当にありがとうございます!! とっても嬉しいです(^^)
Emi
2007/11/02 11:08

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