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zoom RSS 第7巻 第1章 The Dark Lord Ascending

  作成日時 : 2007/08/17 15:36   >>

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Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US) Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)
J.K.Rowling (2007/07/21)
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                  【ネタバレ注意です】






第7巻 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 これまでの目次




第1章のあらすじ

完全に復活したヴォルデモート卿を囲んで、死喰い人(デスイーター)たちが集まっている。ヴォルデモート卿が身を潜めているのは、彼の忠実な僕であるルシウス・マルフォイの屋敷だが、ハリーにとどめを刺すためにしかけた数々のチャンスをとりこぼすこれまでの失策がたたり、今やマルフォイ家の権威は地に落ちたも同然の扱いだ。
ヴォルデモート卿のもとに情報を持ち帰ったヤクスリーとスネイプ。(ヴォルデモートは自分の右隣にスネイプを座らせます。大事にされてるなぁ....)
「不死鳥の騎士団は、ハリーが17歳の誕生日を迎える前に、ダーズリー家から彼を安全な場所に避難させようとしている」と報告するスネイプ。ところが、ヤクスリーは、「私はまったく違う情報を得ておりますッ」と鼻息が荒い。「偽りの情報だってあるんだよ」と、スネイプはまったく動じる気配もない。
「セブルス、助けて!」と訴える声は、ホグワーツのマグル学を担当していた Charity Burbage 教授。とらわれの身となっている彼女が殺されても、知らん顔のスネイプです。前作では、ヴォルデモートが唯一恐れていたダンブルドアに「死の呪文」を浴びせて殺してしまいました。
本当に Snape は snake(悪い)なヤツなの..........!? 




第1章のはじまり

第1章は、こんな英文ではじまります。

The two men appeared out of nowhere, a few yards apart in the narrow, moonlit lane.


こんな風に訳してみました。
月に照らされた細い小道、数ヤードほど間隔をおいて、どこからともなく2人の男が不意に姿を現した。

1) appear ... 現れる
2) apart ... 離れて
3) narrow ... 狭い、細い
4) moonlit lane ... 月に照らされた小道

美しい描写なんだけど、だからこそ不気味な雰囲気ではじまるストーリーです。第1章の前半は、この2人が肩を並べてともにヴォルデモートの召集場所に向かう描写が続きます。屋敷の状態を表わす言葉など、難しい単語がこれでもかという調子で出てきますが、辞書と首っ引きになってしまうことは避け、イメージだけでもとらえられればいいやという気楽な気持ちで読みすすめましょう! じゃないと、この第1章でどっと疲れてしまいます。ヴォルデモートの部下として働くデスイーターたちの、ライバル意識むき出しのミーティングには、「はいはい....」と呆れてしまいますよ。だって形ばかりのグループ行動で、まったく団結してなさそうなんですもん。




第1章がわかる英文チェック

次の5つの英文を読めば、なんとなくこの章の展開がわかるかも。

"Yaxley. Snape," said a high,clear voice from the head of the table. "You are very nearly late."


こんな風に訳してみました。
「ヤクスリー、スネイプ」 
甲高い、はっきりとした声がテーブルの上座から響いた。
「遅かったではないか」


1) nearly ... ほとんど

これは、ヴォルデモート卿の言葉です。high で clear で cold な voice ときたら、彼です。ミーティングに遅れてきた2人を非難するヴォルデモートなのですが、彼にはハリーを捕らえるための情報が何より必要でした。これまで何度もチャンスを逃してきたのですから、焦っているんでしょうね。



"My Lord, the Order of the Phoenix intends to move Harry Potter from his current place of safety on Saturday next, at nightfall."


こんな風に訳してみました。
「卿、不死鳥の騎士団は次の土曜、夕刻に、ハリーポッターを現在の避難所から移動させるつもりのようです」

1) intend ... 〜するつもりである
2) current place ... 現在の場所
3) nightfall ... 夕暮れ

これは、スネイプの言葉です。避難所って訳し方は、ちょっとあんまりかもしれません....。スネイプの情報は、ウソか誠か? 第6巻で、天下無敵(と思っていた)ダンブルドアを死の呪文で殺してしまった彼だけど、未だに味方か敵かあいまいな部分があって私の中では彼の位置づけが宙ぶらりんの状態だったのですが.....あとに続く第4章で、残念ながら彼のこの情報に間違いはなかったことが明らかになります。
「やっぱり、スネイプはダンブルドアを裏切り続けていたの....?」
それとも、これは J.K.ローリング女史の作戦なのでしょうか。



My Lord, I have good news on that score. I have....with difficulty, and after great effort...suceeded in placing an Imperius Curse upon Pius Thicknesse."


こんな風に訳してみました。
「卿、その点に関しましては吉報がございます。困難を極め、努力を要しましたが、Pius Thicknesse にあやつり呪文をかけることに成功いたしました」

1) on that score ... この点に関して
2) suceed in ... 〜に成功する
3) Imperius Curse ... あやつり呪文(禁じられた呪文)

これは、スネイプに対抗しているヤクスリーの言葉。魔法省の重要人物に「あやつり呪文」をかけ、魔法省ごと全世界を乗っ取ろうとしている彼らの策略は、次第に形になっているようで怖ろしい。それにしても、難しかったんですけどね、やりましたよ〜。頑張ったもんでね、できましたよ〜と、しつこくヴォルデモートに取り入ろうとしているヤクスリーって、ヤらしい。



"I understand better now. I shall need, for instance, to borrow a wand from one of you before I go to kill Potter."


こんな風に訳してみました。
「俺様には考えがある。ポッターを殺すには、そうだ、この中の誰かの杖を借りる必要があるんだとな」

1) shall ... will と同じ
2) for instance ... たとえば
3) borrow ... 借りる

ハリーを殺すために、どうして自分の杖を使えないのか。ヴォルデモートとハリーの関係は、杖を介してでも密接なものがあったんですねぇ。理由を知りたいヴォルデモートは、次々に杖職人をさらってきては問いただそうとします。「賢者の石」に登場した、あの人まで被害にあってしまうんですよぉ...。



"I'm taking about your niece, Bellatrix. And yours, Lucius and Narcissa. She has just married the werewolf, Remus Lupin. You must be so proud."


こんな風に訳してみました。
「お前の姪について話しておるのだ、ベラトリクス。それにお前達の姪でもあるな、ルシウスにナルシッサよ。狼人間と結婚したそうではないか。リーマス・ルーピン。さぞや誇らしかろう」

1) niece ... 姪
2) werewolf ... 狼人間

いやらしい厭味を言います、ヴォルデモート。仲間だろうが、関係ないのね。
それにしても、よかった! 第6巻で、狼人間に襲われて負傷してしまったビルですが、ひどい傷跡が残ったにもかかわらず、フラーは彼との結婚を望みました。「狼人間だろうと構わないのよ!」 そんな情熱をみせたトンクス、素敵だったですね。2人が結婚していたことがわかる場面です。
こんな風にからかわれ、ベラトリックスの表情は激変します。「あんな女、私の姪でもなんでもありません!」と、強く否定しています。



第1章のおわり

第1章は、こんな風にしめくくられています。

「夕食だ、ナギニ」 ヴォルデモートが穏やかにそう言うと、巨大なヘビは彼の肩から滑るように磨きあげられた床の上に降りていった。


ナギニの夕食が何かといいますと.....マグル学の女教師です.....。このヘビ、これまで何人食べてきたんでしょうね。考えたことありませんでしたが、「炎のゴブレット」の冒頭ででてきたマグルのおじいさんもパクッと食べられてしまっているのかも。


それぞれの英文につけた私の日本語訳には、もしかしたらとんでもない勘違いがあるかもしれません。美しい日本語訳につきましては、どうぞ第7巻の日本語版が発売になってから、ご確認ください...。




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タイトル (本文) ブログ名/日時
HarryPotter 7 Chapter1
ハリポタ英語版、最終巻の第一章を読みました。ネタバレなしです。登場人物や魔法の ...続きを見る
Flaxen Canvas
2007/08/20 01:09

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。
私は英語がまったくだめなのですが、
ハリポタ7巻を読みたくなり原書購入いたしました。
翻訳機も買い準備万端ですが、
全然すすみません。
まったくの初心者が読もうと思うのは無謀ですか?
どうやって勉強していけばいいか
アドバイスください。
よろしくお願いいたします。
雪菜
2007/08/27 17:22
雪菜さま、コメントありがとうございます。ステキなお名前ですね。
私がハリポタ1巻を手にしたとき、英検準2級のレベルでした。中学英語がま〜わかるかな?くらいの英語力だったと思います。当時は、のっけから大きくつまずいてしまって、辞書を片手に頑張ってもちっとも前に進まず、すぐに諦めてしまったことを思い出します。私は翻訳機を使ったことがないので、どんなものかわからないのですが、ハリポタには固有名詞がたくさん出てくるので、当てにならないこともあろうかと思います。
どのように勉強していけばいいか、私の悪戦苦闘した読書法を参考にしていただけるかもしれません。今日、さっそく記事にしてみましたので、そちらをご覧ください! ご質問などありましたら、遠慮なくお聞かせくださいね! あまり頼りにはならないかもしれませんが、一生懸命お答えさせていただきます♪
Emi
2007/08/27 18:12
すみません。
翻訳機ではなく電子辞書です。
すみませんでした。
雪菜
2007/08/27 18:25
はじめまして。
私も今独学で英語を勉強しています。
22歳ごろから、なんとなく勉強していて早4年!?
全然上達しません。
私もハリポタ1巻を読みましたが、日本語で読んで
いたので、ほぼ感で読んでいた感じです。
現在7巻を読んでますが、1ヶ月で2ページぐらい。
厳しいですね。でも頑張ります!
これからもEmiさんのブログ見させていただきます。
えどぎく
2007/08/27 18:41
すいません。同じコメントが・・・
ごめんなさい。
えどぎく
2007/08/27 18:42
雪菜さん
電子辞書ですね! 了解です^^

Emi
2007/08/28 14:06
えどぎくさん
2つ目のコメントは削除しておきました。もう大丈夫です^^
私もカンで読んでいた部分は、かなりあると思います。とにかく先が知りたいので、焦ってしまうんですよね。ゆっくり読めるのは、2回目からです。1日1ページくらいのペースで読まれたほうが、ストーリーを忘れることがなくていいかもしれませんね。私のブログが、少しでもお役に立てたらいいのにと思います。一緒に楽しみましょう! これからもよろしくお願いいたします♪
Emi
2007/08/28 14:08
はじめまして。
ぺぺと申します。どうぞ宜しく。
原書は本当に詩的でいいですね。
出だしの文章には惚れ惚れします。
The two men appeared out of nowhere, と
a few yards apart in the narrow,
ちゃんと韻が踏まれているんですね。
ぺぺ
2008/09/02 01:51
ぺぺさん、こんにちは! この韻を踏むというのは、英語ならではですよね。なかなか日本語では歌の歌詞以外、キザっぽく響くせいなのかどうか流行りません。
Emi
2008/09/03 09:31
Emiさん、こんにちは♪
いつも私の「?」におつきあい下さり、有り難うございます。今回は現時点で最大の疑問です。
ヴォルデモートの杖。ハリーの杖と同じ不死鳥フォークスの尾羽根というコアを持ち、この章でも話題にあがっています。ちなみにコアは同じでも、本材は柊とイチイ。柊は聖夜飾りや魔よけに使われ、花も良い香りですが、イチイって確か実に毒がありますね、対照的な印象。
さて、この杖。実物としては4巻1章で初めて登場(ハリーの夢の中ですが、事実らしい)。赤ん坊大の実体を得たヴォルがフランク・ブライスを殺す場面です。ああ、しかし、なぜにこのおっさんがブライスなんだ。私はギルバートが大好きなのに名前のイメージが大いに傷ついた!
おっと違うお話でした、ごめんなさい。
本題です。このヴォルちゃんの杖、ポッター夫妻殺害以降の13年間、一体どこにあったのでしょうか。
ねこ
2009/07/18 18:23
ギルバート・ブライス。この名にピンと来る人は、相当の「通」です。
まあ、ねこさん!!!!
あなたは、腹心の友???
「赤毛のアン」のブログも書いてます、私。

ヴォルの杖、私はワームテールが持っていたのか(どこかに隠していたか)と思ってました! だって、あの復活の日、映画でもワームテールがヴォルデモートに杖を渡していませんでしたっけ?
Emi
2009/07/18 23:08
可能性は、ワームテールだけですよね。すると奴もあの晩、ゴドリックの谷へ行ったのか。シリウス&ハグリットと鉢合わせすれば良かったのに!
映画はあまり記憶にありませんが、本の復活場面ではワームテールがヴォルデモートにローブを着せかけ、そのローブの中から杖が出てきました。
奴だとすれば「マスターの復活を信じて杖を大切に持っていた私が一番忠実なしもべだ」なんて自慢しそうですが。

Anneシリーズは子供時代から一番の愛読書です♪
ハリー・ポッターで訳本を待ちきれず、なんとか後半を英語で読み通せたことに力を得て、こちらも昨年原書トライ始めました。まだAnne of Avonleaの途中です。いずれ、アンのブログにもお邪魔したく思います。

「不死鳥の騎士団」以降は原書だけできましたが、数日前に訳本を図書館で借り、最終巻まで一気読み。色々確認できました。シリーズ序盤に比べて、ちょっと日本語が荒れてるような印象です。長すぎて翻訳にくたびれてしまったかな〜、なんて。
それではまた♪
ねこ
2009/07/21 11:28
ねこさん、いつか「赤毛のアン」ブログにも来て下さいね! 舞ってます。じゃなかった、待ってます。
私は、訳書ももっているんですが(娘用)、まだ読んだことがありません。でも、スネイプの「我輩」という訳は、しっかり身についてしまいました...。
Emi
2009/07/21 13:16
はじめまして!私も20代後半から英語を学び直し、ハリーポッターシリーズの原書の魅力にハマりました!ですが最初にペーパーバックを買ったためどうせなら最後までそれで統一しようと思い、最終巻が発売され世界中が熱狂する姿を見ながらもじっと我慢し、待つこと2年…。先月ようやくペーパーバックが発売されました!というわけで現在感動の余韻に浸りつつ、ようやくネタバレをうっかり読む心配から解放されて、安心してハリーポッター関連のページを訪問しているところです(2年って…バカみたいな話ですが(笑))
それから赤毛のアンも大好きです!ブログがあると伺いました。今携帯からですので後ほど改めて訪問させていただきます。よろしくお願いします☆
たなこ
2009/08/07 11:29
たなこさん、はじめまして!
共通点、多そうで嬉しいです ハリポタへの熱い思い、伝わってきましたよ♪
こちらこそ、よろしくお願いします。
Emi
2009/08/08 23:09

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